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更新日:2024年2月1日

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野田平のオクリガミ

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オクリガミ(送り神)は、「コト八日」と称する2月、12月の両8日を中心に行われる厄神鎮送の行事です。各地に広く伝承されていますが、静岡市内のオクリガミは、手作りの神輿に藁で作った人形を乗せて、村はずれまで送り出すところに特徴があります。

現在、市内唯一の伝承地となった野田平では12月14日が祭日です。夜、地域の人達が公民館に集まって神輿を作り、村内を廻ったのちに、村はずれの庚申塚前まで送り出します。手作りの神輿には、馬にまたがった藁人形とともに、洗米を和紙で包んだハナイネを納めます。これは各家で家族の身体を清め、持参したものです。

一年に一度、「送り神を送れよ、送れ送れ送れよ、今年の節季はどーするだ、どーにかこーにか送らずよ」と大きな声で叫びながら厄を払って回り、その後、直会で賑やかな一時を過ごします。野田平の人々にとっては、暮れの親睦会を兼ねた大切な行事です。

  • 実施日
    12月14日
  • 会場
    葵区野田平

お問い合わせ

観光交流文化局文化財課文化財保護係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館16階

電話番号:054-221-1066

ファックス番号:054-221-1451

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