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更新日:2026年3月3日
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国登録有形文化財旧マッケンジー住宅(HOMAM旧マッケンジー邸)
静岡市では、旧マッケンジー住宅の効果的な活用と地域の活性化を目的として、2016年度から「旧マッケンジー住宅及び周辺市有地活用事業」に取り組んできました。
今後、旧マッケンジー住宅は、2023年度から2024年度にかけて実施した大規模修繕を経て、旧マッケンジー住宅と意匠を合わせて建設された結婚式場(2025年度着工、2026年3月完成)とともに、「HOMAM旧マッケンジー邸」として一体的な管理・運営を行います。
2026年3月14日(土曜日)「HOMAM旧マッケンジー邸」はグランドオープンいたします。旧マッケンジー住宅の一般公開は、3月15日(日曜日)から、レストランの営業は4月初旬から開始の予定です。
地域の皆様に愛されたマッケンジー夫妻の想いを受け継ぎ、末永く市民の皆様に親しまれる施設となるよう、地域の皆様、未来の文化財の担い手となるこどもたち、そして旧マッケンジー住宅を大切に思ってくださる皆様とともに、引き続き、管理・運営に取り組んでまいります。
旧マッケンジー住宅とは


旧マッケンジー住宅は、旧マッケンジー邸の通称で親しまれている静岡市駿河区高松の海岸沿いに建つ白い壁が美しい洋館で、昭和15年に竣工した故ダンカン・J・マッケンジー、故エミリー・M・マッケンジー夫妻の旧宅です。夫は茶貿易商として、夫人は社会福祉家として静岡市にゆかりのある人物で、夫人は静岡市の名誉市民第1号でもあります。
建物の設計は日本各地に多くの作品を残したウィリアム・M・ヴォーリズです。昭和47年の夫人の帰国後は静岡市が所有し、市内に残る数少ない戦前の洋館のひとつです。
お知らせ
2026年3月14日「旧マッケンジー住宅及び周辺市有地活用事業」施設整備完了記念式典の開催
日時:2026(令和8)年3月14日(土曜日)10時~12時(式典は10時~11時。終了後、施設内をご見学いただけます。)
場所:HOMAM旧マッケンジー邸内ガーデン
- こどもたちによるバルーンリリースのほか、静岡英和女学院中学校・高等学校ハンドベル部の皆様による演奏や地域の方による太鼓演奏などを予定しています。
注記)駐車場の用意はありません。ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。
2026年3月15日施設の見学(一般公開)の再開
旧マッケンジー住宅の一般公開を2026年3月15日(日曜日)から再開します。
旧マッケンジー住宅は、「HOMAM旧マッケンジー邸」として結婚式事業と一体的に活用しているため、時間帯によっては、住宅の一部が結婚式の待合として占用利用される場合があります。あらかじめご了承ください。
なお、「HOMAM旧マッケンジー邸」の結婚式場施設は一般公開しておりません。
- 公開再開日:2026年3月15日(日曜日)
- 入場料:無料
- 開館時間:平日 11時~19時 土日祝 10時~20時
- 休館日:第2、第4火曜日、毎週水曜日(祝日を除く) ※レストラン営業は毎週水曜のみ定休
- 開館時間、休館日等についてのお問合せは下記までお問合せください。
静岡市歴史文化課 文化財保護係 ☎054-221-1066
『HOMAM旧マッケンジー邸』(外部サイトへリンク) ☎054-291-5445
見学会の終了
見学会は終了しました。2026年3月15日から一般公開を再開しますので、いましばらくお待ちください。
旧マッケンジー住宅及び周辺市有地活用事業~未来に残す素晴らしき文化財~への寄付
旧マッケンジー住宅の改修のために寄附の申し出をいただきました企業様をご紹介します。(並びは寄附をいただいた順)
一般社団法人IKIGAIプロジェクト

所在地:東京都港区南青山五丁目4番27号9階
代表者:代表理事橘益夫様
寄付金額:200,000円
企業URL:一般社団法人IKIGAIプロジェクト(外部サイトへリンク)
事業内容
電通で培った「マーケティング・コミュニケーション」、「クライアント・サービス」領域を中心に、「中小企業」「自治体」を対象にコンサルティング&企画・立案・実施をサポートできる人材・サービスを提供します。
また、中小企業・小規模事業者には、商品開発・ブランディング・販売促進・海外進出など、マーケティング課題の解決をサポートします。
自治体には、「ビジョンづくり」から「広報戦略立案」、「商店街・まちづくり事業」まで、地域活性化への取り組みをお手伝いしております。
株式会社丸嘉

所在地:東京都中央区銀座7丁目7番1号丸嘉ビル3階
代表者:代表取締役社長喜多村シャーンティ・敦子様
寄付金額:100,000円
企業URL:株式会社丸喜(外部サイトへリンク)
企業概要
日本で最古の宝石・貴金属の小売店として、大正9年(1920)に初代・喜多村喜之助により東京都日本橋若松町にて創業。昭和4年(1929)には東京都銀座に森山松之助設計による丸嘉ビルを建て、オープンしました。第二次世界大戦後は、二代目・喜多村健(たけし)により東京都銀座の老舗宝石店として、70余年の長きに渡って商いを続けてきました。2020年からの大変革の時代を迎えるにあたり、グローバリズムよりもそれぞれの地域の活性化を目指し、よりよい社会の実現と個人の個性発揮を支援する事業に重きを置いています。
三井ホーム株式会社

所在地:静岡県静岡市葵区御幸町11-30
代表者:静岡統括支店長久保田光治様
寄付金額:200,000円
企業URL:三井ホーム株式会社(外部サイトへリンク)
企業概要
三井ホームは、1974年設立以来、耐震性と断熱性、耐久性に優れたツーバイフォー工法のリーディングカンパニーとして25万棟以上のすまいを提供して参りました。
優れた耐久性を前提に設計・デザインされた三井ホームの家は、暮らし継がれる中で味わいが育まれ、「経年優化」していきます。
未来の姿まで美しい。
そんな住まいをつくることを志とする私たち三井ホームは静岡市の旧マッケンジー住宅を修繕して後世に残していく事業に賛同いたします。
これからも人と地球にやさしい木造建築の提供を通して、時を経るほどに美しい持続可能な住まいと暮らしを世界に広げていきます。
温かいご支援感謝いたします。いただきました寄附金は、旧マッケンジー住宅の改修業務に活用させていただきます。
建物の概要
- 所在地静岡市駿河区高松2852番地
- 構造木造地上2階地下1階建塔屋付・洋瓦葺
- 規模敷地面積:3,134.66平方メートル建築面積:282.10平方メートル延床面積:555.66平方メートル
- 設計者ウィリアム・M・ヴォーリズ(近江八幡市名誉市民)
- 登録国登録有形文化財(平成9年12月12日登録)
建物の特色
旧マッケンジー住宅は、赤い西洋瓦葺きの屋根、スタッコ仕上げの荒い白壁、アーチ型の窓、ロートアイアンの装飾グリル等が用いられたスパニッシュスタイルの住宅です。スタッコの荒い白壁に配された窓が建物に深い陰りをつくり出し、建物の外観にいっそうの存在感を醸し出しています。こうしたスパニッシュスタイルの建物は、明治時代には全くなく、大正時代の末から昭和時代初期にかけて流行します。源はスペインの様式ですが、日本のスパニッシュは米国から伝わってきたものです。また、同住宅は、立地条件を考慮して、潮風による腐食を防ぐため、土台は木材を使わずコンクリートを打ち、床下や天井裏を広くし、風通しがよくなるよう配慮されています。建物の主な材料はナラとクリで、狂いを防ぐため、柱などには木目の違った木材をニカワで張り合わせた集成材を使っています。接着剤が発達していない当時としては画期的な技法といえます。このほか、スチーム暖房用の温水タンクを天井裏においてスペースを確保したり、ドアの真鍮製ノブに特注品を使うなど、細かい気配りがあちこちにうかがえます。マントルピースや台所のアメリカ製調理器具、水洗式のトイレ、地下室にボイラーを設置したスチーム暖房などの近代的な設備も当時のままに保存されています。

1階平面図

2階平面図
地下・望楼平面図

利用案内
旧マッケンジー住宅は修繕工事が完了しましたが、引き続き「旧マッケンジー住宅及び周辺市有地再生活用事業」の準備に伴い閉館中です。
アクセス方法
しずてつジャストラインバス石田街道線
(下島経由東大谷行)「浜敷地」下車5分