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更新日:2024年4月30日
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肝炎ウイルス検査を受けましょう
肝臓病は早期発見、早期治療が大切です。B型肝炎、C型肝炎は、肝炎ウイルスによる感染症です。肝炎ウイルスは、肝炎、肝硬変、肝がんの原因となります。肝炎ウイルスに感染し、慢性的な炎症が繰り返され、肝臓が硬くなり、肝機能も悪化し、命に関わる病気になってしまいます。肝がんの原因の70%はB型・C型のウイルス性肝炎です。(近年では非ウイルス性が原因となる肝がんも増えています。)
肝炎の治療法は進歩し、飲み薬だけで肝炎ウイルスを治療したり、進行を食い止めることができるようになってきました。
「自覚症状がないから大丈夫」は危険です。肝臓は沈黙の臓器と言われています。慢性の肝障害では進行が緩やかなため、症状が進むまで症状に気がつかないことがあります。医療機関にかかることもなく、検査の機会がなかったため、感染に気づいていない方がまだまだたくさんいるといわれております。悪化する前に早く診断を受け、治療を受けていただく必要があります。
特に下記に該当する方はご検討ください。
- (1)肝臓病、または肝臓が悪いといわれたことがある。
- (2)大きな手術を受けたことがある。
- (3)妊娠・分娩時に大出血をしたことがある。
- (4)これまでに輸血をうけたことがある。
- (5)家族に肝臓の悪い方がいる。
肝炎ウイルス検査について
B型・C型肝炎に感染しているかどうかは肝炎ウイルス検査(血液検査)で調べることができます。この検査は、委託医療機関で受けることができます。
平成20年4月から、過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがない人を対象に、市内の委託医療機関で無料で受けることができます。あなたの大事な身体を守るため、肝炎検査を受けましょう。委託医療機関については成人健診まるわかりガイドをご確認ください。受診の際は、事前に電話等で各医療機関へ直接申し込んでください。(過去に検査をしたことがある方、すでにウイルス肝炎と診断されている方は不要です。)
肝機能の数値が基準内でも肝がんへ進んでいることがあります。
肝炎ウイルス検査で「陽性」や「感染の可能性が高い」と言われた場合は、精密検査(ウイルス量、超音波検査など)で肝臓の現在の状態を確認しましょう。
肝臓週間における市民公開講座のお知らせ
- 世界肝炎デーと同日である7月28日を日本肝炎デーと定めています。毎年この日を含む月曜日から日曜日までの一週間を「肝臓週間」とし、広く皆様に肝疾患に関する正しい知識を身につけ、感染予防の重要性を知っていただくため、普及啓発活動を行っています。