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ページID:5170
更新日:2024年2月15日
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中勘助文学記念館
中勘助文学記念館へご来館の皆様へ
- 平成25年秋に杓子庵の茅葺き屋根の葺き替えを行いました。
⇒工事の様子はこちら
中勘助は、大学卒業後処女作となる「銀の匙」を書き上げました。大正2年に夏目漱石の閲読を乞い原稿を送ります。「銀の匙」は、漱石の意見を得て、若干の手直しがなされたあと、漱石の推薦により東京朝日新聞に連載され、中勘助は作家として認められることになりました。また、「銀の匙」の後編となる「つじまがり」も同様に漱石の推薦により東京朝日新聞に連載されています。
【中勘助と静岡】
昭和18年10月、安倍郡服織村新間字樟ヶ谷に静養のため移り住むようになりました。(前田家の離れ 現在の杓子庵)また、昭和20年3月には服織村羽鳥へ移り住み終戦を迎えました。中夫妻は一時服織村への永住を考えましたが、昭和23年4月に静岡を後にし東京へ戻りました。中勘助の作品の中には、羽鳥を題材にしたもの(「鶴の話」「ひばりの話」「鶯の話」「白鳥の話」など)や帰京後羽鳥を題材にしたもの(「樟ヶ谷」「羽鳥」「村の酵母」「わらしな川」など)など転地静養中の思い出が描かれています。その後も、服織中学校の校歌の作詞、手紙のやり取り、文学碑「風のごとし」の建立など羽鳥の人々との交流は続き、幾たびも羽鳥の地を訪れました。
【文学記念館】
静岡市は、中勘助が住んだ旧前田邸を「中勘助文学」の記念碑として位置付け、活用していくため、平成4年度から杓子庵の復元や邸内の整備、作品や資料の収集を進めてきました。そして、中勘助の没後30年目にあたる平成7年6月に中勘助文学記念館として開館しました。一般開放しているほか、歌会・句会など文化活動に利用いただいています。
施設利用のごあんない
【施設利用の申し込みについて】
歌会・句会・詩の会・読書会・茶会・華道・書道などの文化活動にご利用いただけます。
和室八畳二室、十畳一室、七畳半一室がご利用できます。
ご利用の際には中勘助文学記念館へ使用予定日の6か月前から2週間前までに所定の申請書(中勘助文学記念館施設利用許可申請書)を提出してください。
※見学のみの場合には申請書は必要ありません。
※営利目的及び宗教的・政治的活動などにはお貸しすることは出来ません。
【入場料】
無料
【開館時間】
午前10時~午後5時
【休館日】
月曜日(祝日の場合を除く)
祝日の翌日(土・日曜の場合を除く)
年末年始(12月26日~1月5日)
【中勘助文学記念館所在地】
静岡市葵区新間1089-120
054-277-2970
杓子庵とその内部
文学記念館と和室
文学記念館内の展示
アクセス方法
バス
しずてつジャストライン 藁科線
「新静岡」2番のりば または
「静岡駅前」3番のりば乗車
「見性寺入口」下車
車
新東名静岡SAスマートインターから約10分 東名静岡インターから国道362号線(藁科街道)千頭方面へ約25分 駐車場(4台分)