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更新日:2026年1月21日

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HIV感染症/エイズ・性感染症予防

エイズとは

エイズ(AIDS)とは、HIVというウイルスに感染して免疫力が低下し、決められた様々な疾患を発症した状態を言います。
英語の「Acquired(後天性)Immuno(免疫)Deficiency(不全)Syndrome(症候群)」の頭文字をとったもので、日本語では「後天性免疫不全症候群」といいます。

HIV感染症/エイズの発生動向

  • 2024年のHIV感染者年間新規報告数は662件と令和5年と比べ横ばい、AIDS患者年間新規報告数は332件と令和5年に比べ約14%増加しました。HIV感染者とAIDS患者を合わせた新規報告数に占めるAIDS患者の割合は33.4%と過去20年間で最も高い割合となっています。【参考:エイズ動向委員会】

12月1日は「世界エイズデー」

  • 世界エイズデーは、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHOが1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に世界各国でエイズに関する啓発活動を実施しています。

詳しくは、厚生労働省『12月1日は世界エイズデー』(外部サイトへリンク)をご覧ください。

令和7年度キャンペーンテーマ「U=U検出されない=性感染しない」

  • 近年では、HIV治療を受け、血液中にウイルス量が検出できない程度に最低6カ月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIV感染することがないことが確認されています。このことは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)、略してU=Uと呼ばれています。
  • 今年の「世界エイズデー」のキャンペーンテーマである「U=U検出されない=性感染しない」を浸透させることで、もう一度HIVとエイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。エイズについて正しい知識を持ち、感染を予防し、また、感染者・患者に対する差別・偏見をなくしましょう。
  • 詳しくは、令和7年度「世界エイズデー」キャンペーンテーマAPI-Netエイズ予防ネット(外部サイトへリンク)(外部サイトへリンク)をご覧ください。

HIV感染からエイズ発症まで

通常、HIV感染から6~8週間経過すると、血液中にHIV抗体が検出されます。HIVに感染してもすぐにエイズを発症するわけではありません。
感染してから数週間以内に風邪に似た症状が出ることがありますが、その後数年から10年以上「自覚症状のないまま」経過します。
この時期に、体内ではHIVの増殖を続け、免疫の仕組みの中心であるCD4リンパ球(白血球の一種)が破壊され、徐々に免疫力が下がっていきます。やがて、「日和見(ひよりみ)感染症」などと呼ばれる、本来なら自分の力で抑えることのできる病気を発症するようになるのです。

特に23の指標疾患を発症した場合、エイズと診断されます。

日和見感染症:免疫力が低下し、健康な人では発症しない病原性の弱い菌やウイルスが原因でかかる感染症

HIV感染経路(3つの経路)

性行為による感染

HIV感染者の「血液」「精液」「膣分泌液」に含まれるHIVが、性行為中に、性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通してパートナーに感染します。日本国内で圧倒的に多い感染経路です。

血液を介しての感染

HIVが含まれる血液の輸血やHIVに汚染された注射針や注射器での麻薬などの「回し打ち」による注射器具の共有が原因で感染します。

母子感染

妊娠中や出産時、授乳時に、HIVに感染している母親から赤ちゃんに感染することがあります。現在の日本では予防措置を行うことで、母子感染は1%以下に抑えることができます。

知っておきたいHIV感染の予防

HIVは感染力が弱く、日常生活においては性行為以外で感染することはありません。HIV感染やその他の性感染症(梅毒など)を防ぐために、次のことに気をつけましょう。

性行為による感染を防ぐために

  • セックス、オーラルセックス(口腔性交)の際は、コンドームを必ず、正しく使う。
  • 性器具を共用しない。

血液感染を防ぐために

注射器具の共用は絶対にしない。

母子感染を防ぐために

感染がわかったら「妊娠中の服薬」「帝王切開による出産」「人工栄養(粉ミルク)での養育」など主治医と相談しながらすすめていく。

保健所のHIV検査(匿名・無料・予約不要)

HIV感染症/エイズは特別な病気ではなく「身近な慢性疾患」です。HIV検査を受けることで感染していないことがわかれば不安を解消でき、感染がわかった場合でも、早期に治療を開始することで感染前と変わらない生活を送ることができます。

静岡市保健所では、原則、毎月第1水曜日の午前9時15分から11時15分に、保健所棟1階健康相談室で「HIV検査・相談」を実施しています。
さらに、希望者には梅毒・クラミジア(クラミジアは女性のみ)も行っています。

詳しくは、HIV検査・相談についてのページをご覧ください。

HIV感染症/エイズ治療と福祉サービス

現在のところエイズの根本的な治療方法はまだ見つかっていませんが、抗HIV療法の進歩によりHIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の日常生活を送ることが期待できるようになりました。

Highly‗Active‗Antiretroviral‗Therapy:多剤併用療法(いわゆるART:抗レトロウイルス療法)では、新しい薬が増え、1日1回1錠の服用ですむ薬も開発されています。また、ARTによるHIV感染症/エイズの医療費の負担を軽減する社会制度なども整ってきました。

知っておきたい性感染症(STI)

性感染症(STI=Sexually‗Transmitted‗Infection)は、性行為で感染する病気の総称で、梅毒、淋病、性器ヘルペス、性器クラミジア感染症など、10種類以上あります。HIV感染症/エイズもSTIの一つです。STIの原因は、外陰部や精液、膣粘膜などにすみついているウイルスや細菌などです。
現在、性行動の低年齢化・多様化などにともなって、若い世代のSTIが流行しています。
病気によって、感染部位(性器やのどなど)の痛みやかゆみ、排尿時痛、おりものの異常など、現れる症状も様々です。また、STIの中には、症状がほとんど出ないものや軽い症状のため、感染に気づかない場合もあります。
男性の場合は、睾丸炎や前立腺炎、不妊症になったり、女性の場合も不妊症になったり、流産や早産のリスクをともなったり、妊娠・出産時に母子感染の可能性も出てきます。また、STIにかかると、性器の粘膜が傷つくことがあるため、そこからHIVにも感染しやすくなります。これらを予防するために、コンドームを必ず、正しく使用するようにしましょう。
また、STIに感染したら放置せず、すぐにパートナーと一緒に治療を受けてください。

性感染症についての市政出前講座を実施しています。

保健所では、HIV感染症/エイズを含む「市政出前講座(性感染症を防ごう!~知っておきたい現状と予防法~)」を開催しています。講師は、感染症対策課の保健師です。
申し込み方法等の詳細は、市政出前講座:静岡市公式ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

保健所での市政出前講座の内容については、感染症対策課結核・感染症係にお問い合わせください。

お問い合わせ

保健福祉長寿局保健衛生医療部保健所感染症対策課結核・感染症係

葵区城東町24-1 城東保健福祉エリア 保健所棟2階

電話番号:054-249-3172

ファックス番号:054-249-3153

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