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更新日:2025年4月10日

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静岡市消防局組織改革基本計画と実施計画

静岡市消防局組織改革基本計画

令和2(2020)年の吉田消防署管内倉庫火災と令和4(2022)年の葵消防署管内中高層建物火災での殉職事故、令和4(2022)年度の訓練中事故や職員の不祥事など、静岡市消防行政に対する社会的信頼を大きく失墜させる事案が相次ぎました。

静岡市消防局では、全ての職員が高い危機管理意識を持ち、組織として安全教育体制の再構築を図ることで住民の皆様から信頼される組織となるための道しるべとして、令和6(2024)年8月に、「静岡市消防局組織改革基本計画~事故の再発防止の推進と組織風土の改善~(PDF:2,236KB)」を策定しました。

計画策定の趣旨

静岡市消防局では、令和2(2020)年7月5日に吉田消防署管内で発生した倉庫火災において、各出動部隊は、災害状況に応じた消防活動を行っていましたが、事故当時の活動環境下において予見することが困難な急激な燃焼拡大現象により、消防職員3名及び警察官1名が殉職するという耐え難い事故が発生しました。

静岡市消防局では、この事故を受け、「二度と殉職者を出さない」という不退転たる決意のもと再発防止策に取り組む最中、令和4(2022)年8月13日に葵消防署管内で発生した中高層建物火災において、火点検索のために屋内進入した消防隊員1名が殉職する事故が発生し、全職員に大きな心理的影響を与えることとなりました。
また、令和4(2022)年度には、訓練中における三連はしごからの落下事故、職員の道路交通法違反による逮捕及び失職事案、非現住建造物等放火による逮捕事案等の不祥事が発生しました。

これらの事故や不祥事等は、地域住民の皆様の消防行政に対する社会的信頼を大きく失墜させるものとなりました。
吉田町川尻倉庫火災事故後、静岡市消防局では、「安全を支える3つの柱」として

  1. 予防(事前対策の徹底)
  2. 管理(災害対応力の強化)
  3. 教育(人材育成の推進)

を掲げ、安全管理指針としてきましたが、さらに、職員個々の安全に対する「安全を支える3つの視点」として

  1. 意識を高め
  2. 知識を深め
  3. 技術を磨く

を加え、全ての職員が高い危機管理意識を持ち、自らの命と仲間を守り、危険を予測し、危機事象に的確に対応できる職員を育て、組織として安全教育体制の再構築を図ることで、地域住民の皆様から信頼される組織となっていかなければなりません。

そのため、「吉田町川尻倉庫火災事故再発防止策報告書」及び「静岡市葵消防署管内建物火災事故再発防止検討委員会報告書」で提示された事故の再発防止の推進を第1編に、令和6(2024)年2月の「葵消防署管内建物火災事故行政的検証報告書」で提示された組織風土に係る課題に対する改善策を第2編として取りまとめました。

これらの具体的な施策を実施することにより組織改革・組織体制の再構築に全力を挙げ、職員が一丸となり取り組んでまいります。

静岡市消防局組織改革実施計画

静岡市消防局組織改革基本計画で示した施策を具体的に進めていくため、令和6(2024)年に「消防局組織改革実施計画」を策定しました。
実施計画では、「事故の再発防止の推進」と「組織風土の改善」の2つの目標と26の施策を掲げ、また、これを進めるための取組を登載し、「いつまでに、何を」といった具体的な内容と実施時期を定めています。

さらに、実施計画に登載している施策は短期的なものだけでなく中・長期的なものもあるため、適宜、更新していきます。

実績報告

実施計画で示す取組を着実かつ継続的に進めるため、PDCAサイクルによる計画全体のマネジメントを徹底し、各期の取組実績を、随時、公開します。

お問い合わせ

消防局消防管理室 

駿河区南八幡町10-30

電話番号:054-280-0162

消防局消防部消防総務課総務係

駿河区南八幡町10-30

電話番号:054-280-0132

消防局警防部警防課企画係

駿河区南八幡町10-30

電話番号:054-280-0160

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