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更新日:2025年2月19日
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救急車の適正利用にご協力お願いします!
静岡市消防局では、現在管内に28台の救急車を配置し、24時間365日体制で静岡市、島田市、牧之原市、川根本町、吉田町で発生した救急事故などに対応しています。
令和6年中は、49,311件出動しています。救急車で医療機関に搬送された方は、44,783人で、そのうち約半数の方は、入院の必要のない「軽症」の方でした。
救急車は、限りある資源です。
救急車を必要とする人が、必要とする時に迅速に対応できるよう、救急車の適正利用をお願いします。
静岡市消防局管内における救急出動の現状
静岡市消防局管内の令和6年中出動件数は、49,311件で、1日平均135件、11分に1回の割合で出動しています。
救急出動件数は、令和5年と比較すると約1,300件増加しており、今後も増加していくことが予想されています。
令和6年中の傷病別搬送者の割合は、軽症が43.3%、中等症が51.5%、重症が4.8%となっています。
病院等の医療機関へ搬送された約40%の方が軽症者です。更に、救急搬送者数の増加とともに、軽症者の割合も増加しています。
救急事故を予防しましょう(予防救急)
近年、救急出動件数は、増加傾向にあります。救急車で医療機関へ搬送された方の中で、高齢者に多いのは、「転倒」「転落」「窒息」「ぶつかる」等が原因の事故が多く、乳幼児においては、「ころぶ」「おちる」「たべる」「ひっかかる」等が原因の事故が多く発生しています。
これらの事故の多くは、家の中で発生しており、ちょっとした注意や事前対策をすることで、事故を予防することができます。この事故を未然に防ぐ取組みを「予防救急」といいます。
高齢者に多い事故
転倒(段差、玄関、廊下など)
- 階段などには手すりを設置しましょう。
- 転倒を防ぐために整理整頓を心がけましょう。
- 階段、廊下、玄関、浴室など滑り止め対策をしましょう。
転落(階段、ベッド、脚立、椅子など)
- 階段などには手すりを配置しましょう。
- ベッドにも転落防止の柵をつけましょう。
- 脚立などを使用して作業をする時は補助者に支えてもらいましょう。
窒息(食べ物「餅・肉等」、薬等の包装など)
- 細かく調理。ゆっくり噛むことで窒息予防。
- お茶などの水分を取りながら食事をしましょう。
- 急に話しかけて、あわてさせないように気をつけましょう。
ぶつかる(家具、人、柱、ドアなど)
- あわてず、周りをよく見て行動しましょう。
- 通路などに物を置かないようにしましょう。
- 暗いところは十分な明るさを確保しましょう。
乳幼児に多い事故
ころぶ(風呂場、段差、洗面所など)
- 少しの段差や濡れた床などで転ぶ可能性があります。目を離さないようにしましょう。
おちる(階段、窓、ベランダなど)
- 転落防止の棚をつけたり、踏み台になるものを置かないようにしましょう。
たべる(たばこ、薬、電池)
- 飲み込めそうなものは、手の届くところに置かないように注意しましょう。
ひっかける(ブラインドの紐、水筒のストラップなど)
-
手の届かないところに置き、紐付きのものは外して遊ばせるようにしましょう。
ぶつかる(机の角、テーブルの角など)
- 角の部分はやわらかいもので保護しておくなど、ぶつけてもいいように工夫しましょう。)
やけど(アイロン、熱い飲みものなど)
- やけどのおそれのあるものは、子供の手の届かないところへ置くようにしましょう。
はさむ(窓、ドア、引き出しなど)
- 危険と思われるところには、鍵などをして開けられないようにしましょう。
きる(包丁、カミソリなど)
- 使用後はすぐに片づけて、簡単に開けられない場所に収納するようにしましょう。
ささる(ペン、歯ブラシ、ヘアピンなど)
- ささりやすいものは使用後に片づけるなど、整理整頓を心がけるようにしましょう。
おぼれる(風呂場の水、ビニールプールなど)
- 水深が浅くても溺れます。少しの時間でも目を離さないように注意しましょう。
救急車を適正に利用するために
直ぐに救急車を呼ぶ必要がある症状
次のような症状がみられたら(大人の場合)、ためらわず119番通報してください。
重大な病気やけがの可能性があります。
頭
- 突然の激しい頭痛
- 突然の高熱
- 支えなしで立てないぐらい急にふらつく
顔
- 顔半分が動きにくい、あるいはしびれる
- ニッコリ笑うと口や顔の片方がゆるむ
- ろれつがまわりにくい、うまく話せない
- 視野がかける
- ものが二重に見える
- 顔色が明らかに悪い
胸や背中
- 突然の激しい激痛
- 急な息切れ、呼吸困難
- 胸の中央が締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが2~3分続く
- 痛む場所が移動する
腹
- 突然の激しい腹痛
- 持続する激しい腹痛
- 吐血や下血がある
手足
- 突然のしびれ
- 突然、片方の腕や足に力が入らなくなるなど
また、それ以外でも緊急性や不安を感じた場合は迷わず119番通報をしてください。
救急車の要請を迷ったときは
急な病気やけがをしたときに、「病院を受診した方がいいか?」「救急車を呼んだ方がいいか?」と迷ってしまうことがあるかと思います。
そのようなときのために、ご自身の判断の一助になることを目的とした救急受診ガイドがあります。
救急受診ガイドは、総務省消防庁がおこなった「社会全体で共有する緊急度判定体系のあり方検討会」において、日本救急医学会監修のプロトコルを基に策定された判定方法です。
その他に、おおむね15歳以上を対象とした救急安心電話相談窓口(♯7119)や、おおむね15歳未満を対象にした静岡こども救急電話相談(♯8000)を活用しましょう。
病院を受診したいが交通手段がない場合は?
静岡市消防局では、救急車を利用するほど緊迫していないが、自分一人や家族だけでは病院や社会福祉施設等への入退院、転院、通院等ができない患者等(寝たきりの者、車椅子又はストレッチャーを必要とする者及び傷病者)を市民の皆様に安心・安全にご利用して頂くために、一定要件を満たした民間の搬送事業者を患者等搬送事業者として認定します。
夜間、休日に診てもらえる病院は
夜間、休日(土曜日、日曜日、祝日)に病院を受診したい場合は、次のとおり確認することができます。
電話による問合せ
- 静岡市コールセンター(外部サイトへリンク)
電話番号054-200-4894
受付時間平日8時~20時、土日祝8時~17時 - こどもの救急(静岡県ホームページ)(外部サイトへリンク)
電話番号#8000
054-247-9910(ダイヤル電話、IP電話)
受付時間24時間。年末年始含む - 救急安心電話相談窓口
電話番号#7119
054-204-7119(ダイヤル電話、IP電話)
受付時間平日18時~翌日8時、土曜日13時~翌日8時、日曜・祝日8時~翌日8時
インターネットで検索
救急医療施設
静岡市急病センター
診察時間19時から22時(毎日)
住所静岡市葵区柚木240番地
電話番号054-261-1111