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更新日:2024年2月15日

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No.38 書記金仁謙(退石・士安)五言律詩

  • 使行年 西暦1763年~1764年
  • 制作者 金仁謙
  • 形態 紙本墨書
  • 制作年代 明和元年・西暦1764年
  • 寸法 縦37.7cm×横45.4cm

書記金仁謙(退石・士安)五言律詩

清見寺に南壺谷の韻に次す

梅の香りは寺院にすがすがしく、堂宇の影は大波の上に落ちている。仏の広大な世界は開かれ、使節の通過は十二回(実は十一回)もあった。瀧音の響きは竹林を越えて遠くにいたり、めでたい大気は部屋の中に入り込んで溢れている。くよくよとして思い切れない気持などは、悟りの境地からはずれているものながら、使節の車を停めているこの雨を一体どうしたらよかろうか。


The scent of ume is fresh in the temple, and the shadow of the temple falls over the great waves. The wide world of the Buddha is opened, and we marked the 12th [actually 11th] passing-through of the mission. The sound of the waterfall crosses far over the bamboo grove, and an atmosphere of purity fills the rooms. These feelings of frustration I cannot relinquish are a far cry from the state of realization; whatsoever shall we do about the rain in which the mission’s carriages are stopped?


청견사에서 남호곡의 운을 따라

매화 향기 불골에 스미고
절 그림자 큰 바다에 지는데
법계 삼천 세계 열어서
사신의 배가 열둘 지났네.
폭포 소리 대숲을 멀리 뚫고
용의 기운 발에 많이 들어온다.
사문밖에 안타까워 하여
행차 멈추는 비를 어찌하리

소화 김퇴석 [인]김인겸인, 사안씨

*沙門・・僧侶の別称。この詩では寺門を示している。

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