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更新日:2025年12月5日
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駿河区地域の人材育成事業「駿援隊」

駿援隊ロゴマーク
駿河区では、自治会・町内会などの地域コミュニティの活性化を図るため、防災をテーマに地域人材の連携や問題解決の手法などについて学ぶ機会を提供しています。
この講座を修了した方が地域コミュニティの中堅となって活動できる人材の育成を図ることを目的に「駿河区地域の人材育成事業 駿援隊(すんえんたい)」を実施しています。
令和7年度の実施報告
全4回をとおして、講師は日本ファシリテーション協会フェローの鈴木まり子さん。
今年度は28名の受講生が参加しました。

第1回 オリエンテーション講座「災害時の話し合いのコツ~能登半島地震 被災地の事例から~」
全体講師でもあるファシリテーションのプロ、鈴木まり子さんが話し合いのコツを伝授してくださいました。
災害時には時間が差し迫る中、次々と決めごとをしていかなければならない場面が訪れます。被災後は限られた時間の中で、いろいろなことを、周囲の人と協力して、「自分たちで」決定しなければいけないことを知り、「対話スキル」を身につける大切さに気づきました。


第2回「あの時から避難所で何が起きていた?」
第2回目は実際に石川県七尾市で避難所運営をされていた、七尾市矢田郷地区まちづくり協議会事務局長の関軒 明宏さんをゲストにお迎えし、能登半島地震による被災後、避難所でどんなことが起きていたのかを具体的に学びました。
地域住民が一体となって取り組む姿勢はより多くの方に広めるためにも、まずは今日学んだことを周りの住民に広めることが大切です。


3回「被災後の生活はどうなるの?~災害に備えるための基礎知識~」
第3回目は、災害対応NPO MFP代表の松山 文紀さんにお話をしていただきました。
災害を乗り越えてからそのあと何をすればよいか。停電や断水が起きてしまった状況を想像して、なにが困難になるのか考えていただきました。松山さんのお話に加え、市職員が静岡市の防災体制やハザードマップの見方について説明しました。


第4回「あなたなら、どうしますか?~災害時の事例から考えて乗り越える~」
第3回で学んだことをヒントに、実際に起こりうる事例に対して結論まで導く災害時ケーススタディを実施しました。正解のない問題に対して、納得する意見にまとめていく難しさを感じました。
発災してから、落ち着いて話し合いをするためにも、普段からコミュニケーションをとって準備したいですね。
ご興味のある方は是非来年度の講座にお申込みください!
令和6年度の実施報告
全4回をとおして、講師は日本ファシリテーション協会フェローの鈴木まり子さん。今年度は31名が受講生として防災を学びました。

第1回「あの時、避難所で何が起きたか~旧飯塚保育所避難所運営×被災地ボランティア~」
第1回目は、実際に珠洲市で避難所運営されている坂尻孝司さんと坂尻智美さん夫妻に今年1月の能登半島地震による被害・その後の避難所運営についてのお話をしていただきました。
実際に避難所運営をされる中でこんなことが起きていたのか!と衝撃を受ける講座でした。私たちも決して他人事ではありません。


駿援隊講座は「つながり」を大切にしています。修了生同士や地域・行政と繋がることで平時から情報を共有し、互いに防災スキルを高めています。
第2回「駿河区が被災したらどうなるの?~駿河区で災害に備えるための基礎知識~」
第2回目は、災害対応NPO MFP代表の松山 文紀さんにお話をしていただきました。
静岡市で災害が発生した時、地域の情報収集の要となる行政の拠点「地区支部」とその役割について、一昨年の台風15号や昨年駿河区内で発生した突風の事例をふまえて、お話していただき、地域で何を備えるべきかのヒントを得ることができました。
個人・地域の一員として始めようと思う備えについて、グループで考えて、発表・情報共有しました。
まずは今日学んだことや、ご自身の地域のハザードを知って、周りの住民に広めることが大切です。


第3回「災害時にケンカにならないために~今日から役立つ話し合いのコツ~」
全体講師でもあるファシリテーションのプロ、鈴木まり子さんが話し合いのコツを伝授してくださいました。
災害時には時間が差し迫る中、次々と決めごとをしていかなければならない場面が訪れます。イライラしてケンカになりがちですが、そもそも話し合いでケンカになりそうな時はどんな時か「えんたくん」という話し合いに役立つツールを実際に使っていただきながら、受講生同士話し合いました。


第4回「あなたならどうしますか?~災害時ケーススタディワークショップ~」
第3回で学んだことをヒントに、実際に起こりうる事例に対して結論まで導く災害時ケーススタディを実施しました。正解のない問題に対して、納得する意見にまとめていく難しさを感じました。
発災してから、「話し合って事前に決めておけばよかった」「考えておけばよかった」と後悔しないように準備したいですね。
ご興味のある方は是非来年度の講座にお申込みください!