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更新日:2024年4月11日
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電気火災が増えています!
令和5年中、当局管内では188件の火災が発生しました。そのうち、電気が起因する火災は40件発生しており、全体の5分の1以上を占めています。近年、電気火災が占める割合が増加しているため、電気火災を防ぐポイントを紹介します。
トラッキング現象による火災
コンセントのプラグを差し込んだままにしている方は、気を付けてください!
差し刃の間にほこりや湿気が付着することで、微小なスパークが発生し、やがて差し刃間に電気回路が形成されて出火します。これの現象をトラッキングといい、家具の後ろや壁際から発生するため、発見が遅れて思わぬ被害の拡大に繋がる可能性があります。
また、トラッキング現象の恐ろしいところは、差さっている電気製品を使用していなくても「差してあるだけ」で出火する恐れがあります。
対策
- プラグはこまめに掃除して、ほこりが溜まらないようにする。
- 使用しない電気製品のプラグは抜いておく。
- トラッキング防止加工をしてあるプラグを使用する。
たこ足配線による火災
様々な電気製品を繋げるため便利なテーブルタップですが、使っている電気製品の電力量を知っていますか?
ついつい便利で、あれこれ電気製品を差してしまいますが、テーブルタップには「許容電力量」が決まっています。許容電力量を超えて使用していると、テーブルタップに過剰に負荷がかかり出火する恐れがあります。
対策
- テーブルタップの許容電力量を確認する。
- 許容電力量の範囲内で電気製品を繋ぐ。
- コードを縛ったり、無理に曲げたりしない。
コードによる出火
使っている電気製品のビニールコードは物に踏まれていませんか?ビニール被覆は破れていませんか?
コードは踏まれたり、ねじれたりした状態で使用すると、コード内の電線が断線してスパークする原因になります。また、束ねたり、物の下敷きになっていたりすると、コードが熱くなり出火する可能性も高まります。
対策
- コードを引っ張ったり、踏んづけたりしない。
- ビニール被覆が破れたり、古くなったコードは買い替える。
- 使っているコードは定期的に点検する。