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更新日:2024年10月9日
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リチウムイオン電池の火災にご注意を!
近年、電気器具類が原因となる火災が増えていますが、リチウムイオン電池を搭載するバッテリーなどからの火災も、増加傾向にあります。ここでは、リチウムイオン電池が起因した火災事例を紹介します。
火災事例と対策ポイント
火災事例1(衝撃による出火)
スマートフォンの修理店舗でバッテリーを取り外そうとしたところ、衝撃を加えてしまったことで、バッテリーから出火しました。
対策ポイント
- むやみな分解は行わない。
- 落としたり、踏みつけたりなど、衝撃が掛からないように注意する。
- 膨張や破損など異常がある場合は使用しない。
火災事例2(処分方法を誤った火災)
可燃物のごみ収集を行っていた塵芥車の荷箱から出火し、荷箱の中から、回収対象となっていない複数のバッテリーが見つかりました。
対策ポイント
- リチウムイオン電池を含むバッテリーを廃棄する際には、お住いの地域で指定された方法にて処分する。
火災事例3(非純正品バッテリーからの出火)
事務所内で掃除機のバッテリーを充電していたところ、バッテリーの内部から出火しました。充電していたバッテリーは互換性のある非純正品でした。
対策ポイント
- 使用している電気製品メーカー指定のバッテリーを使用する。
火災事例4(車内に置かれたモバイルバッテリーからの出火)
夏場、車内のダッシュボードにモバイルバッテリーを置いておいたところ、バッテリーの内部から出火しました。
対策ポイント
- 高温となる環境に置かない。
- 充電中、異常に熱くなる場合は、バッテリーが劣化している可能性があるため、使用をやめ、メーカー等に相談する。
火災事例5(使用を禁止されたバッテリーからの出火)
掃除機のバッテリーを充電していたところ、バッテリーの内部から出火しました。この製品は発火事故の危険性があることから、メーカーから使用禁止と回収の案内が出されていました。
対策ポイント
- メーカーから案内があった際には、直ちに使用をやめ、案内に従った対応をする。
火災事例6(屋外に放置されたリチウムイオン電池から出火)
屋外の電柱近くに生えている草が燃えており、草の根元付近にリチウムイオン電池がありました。
対策ポイント
- リチウムイオン電池は、雨水や湿気が入り込むことで、ショートする可能性があるため、使用しなくなっても、屋外や水分が混入する場所に放置しない。
これらの事例はほんの一部ですが、誤った使用方法や廃棄方法により、火災に繋がる可能性がありますので、取扱いには十分注意しましょう。