印刷
ページID:53740
更新日:2025年11月4日
ここから本文です。
第17期しずおか教師塾の様子
第7回
午前は「登呂遺跡再発見」をテーマに、学芸員の松原草太氏から、登呂遺跡・登呂博物館の魅力や学校との連携のあり方について教えていただきました。併せて、石包丁づくり・火起こし・米の収穫等の体験を通して、登呂の地で暮らしていた遠い昔の人々の知恵や工夫に気づき、その生活の様子を想像することができました。
午後は、「芹沢の世界~人間国宝の志~」をテーマに、学芸員の田中亜美氏から、芹沢銈介美術館の見所や幅広い分野で活躍した芹沢銈介氏の功績について教えていただきました。日々の暮らしに彩を添える、温かい色合いの作品に心が癒され、芹沢銈介氏は郷土の誇りであることを実感することができました。




第6回
午前の「お茶の入れ方教室」では、日本茶シニア・インストラクターの中田吉彦氏から、お茶が静岡市の特産物となった歴史的背景と美味しいお茶の入れ方を学びました。「お茶の入れ方教室」は市内の小学5・6年生を対象に実施しています。塾生は、お茶を実際に入れてその「美味しさ・魅力」を実感すると共に、「入れ方教室」の実際を理解することができました。
午後は、「静岡市の情報教育」をテーマに、静岡市教育センター指導主事2名からご講話いただきました。塾生は、学校現場におけるICT機器の活用事例と効果を学び、具体的な活用場面についてイメージを膨らめると共に、著作権と情報モラルについて理解を深め、適切に使用していくことの大切さを実感することができました。




第5回
静岡市歴史博物館で講座を終日行いました。
午前は、「家康と静岡」をテーマに、静岡大学名誉教授の小和田哲男氏からご講話いただきました。塾生は講話冒頭に、小学校の担任と母親のお陰で歴史研究者となったことを聞き、教師の役割の大きさを実感しました。講話では、家康の人生における静岡との深い関わり、家康が静岡を選んだ理由について理解を深めることができました。
午後は「博物館の役割、学び方と活用の仕方」をテーマに、博物館職員からご講話いただきました。塾生は、博物館に期待される役割を理解し、学校と博物館との連携のあり方について、考えを深めることができました。その後、博物館を見学し、徳川家康を中心に紹介された静岡市の歴史について、展示を通して学ぶことができました。




第4回
午前は、「志を語る」をテーマに、創造舎社長の山梨洋靖氏からご講話いただきました。塾生は、山梨氏が進める「人宿町人情通り」や「駿府の工房匠宿(静岡市指定管理業務)」などの事業事例を通して、静岡市の「まちづくり」にかける情熱にふれ、教員として情熱を持つことの大切さを学ぶことができました。
午後は、「静岡市の課題と展望」をテーマに、しずおか教師塾の塾長である難波喬司静岡市長からご講話いただきました。塾生は、掘り下げた根拠をもとに静岡市の状況を広く深く理解し、今後の静岡市の教育のあり方や教員として学級・学校を経営していく時の心構えについて見識を深めることができました。




第3回
静岡市立の小中学校では、「地域や静岡市に愛着と誇りをもつ静岡市民を育てると共に、広く社会や世界に目を向けて、その発展に寄与する人材の育成を目指す郷土を舞台にした学習」として「しずおか学」を行っています。「しずおか学」の目標を達成するためには、まずは教師が静岡市のよさを知り、愛着と誇りを持つことが大切となります。そこで、静岡市の誇りのオクシズ地域の井川を訪問しました。
午前はウォークラリーを計画していましたが、あいにくの雨で中止となり、替わりに様々な室内レクリエーションを行いました。小学校の現場においても、雨で野外活動が中止の場合には、室内レクリエーションを行い、親睦を深めることを行っています。
午後には、「日本一過酷なレースに挑戦する」をテーマに、山岳アスリートの望月将悟氏からご講話いただきました。塾生は、富山県から静岡県まで縦断する「トランスジャパンアルプスレース」で4連覇達成など、数々の挑戦を続けてきた望月氏の生き方にふれ、自分の夢の実現に向けて挑戦することの大切さを学ぶことができました。
井川を訪問することを通して、道中の山々の様子を見たり、井川の食材を使用した弁当を食したり、望月将悟氏の講座の中で紹介されたオクシズ「井川」の自然の豊かさを映した写真を見ることを通して、オクシズ「井川」の魅力を感じることができたと思います。




第2回
ガイダンスでは、「文章の書き方」「井川での活動」「しずおか学」について教官からの説明を聴き、教師塾でどのような学びをしていくのかについて理解を深めました。また、塾での活動を豊かなものにしていくための係活動も始まっています。係活動では、自分の役割を果たそうと、主体的に動く姿が見られます。目標とする塾生の姿「主体性と柔軟性がある塾生」に向けて、着実に歩み始めています。




第1回
しずおか教師塾第17期入塾式を行いました。入塾生の凛としたふるまい・行動により、適度な緊張感と清新な雰囲気の中で執り行うことができました。
小学校の教員になることを目指す入塾生は、「主体性」を高め「柔軟性」を伸ばすために、計18日間の講座を通して、主体的に学びを深めていきます。


