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更新日:2025年2月6日
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第16期しずおか教師塾の様子
第15回
特別支援教育センター共生教育推進コーディネーターの稲垣宣子氏に、特別支援教育の現状を示していただきました。学校現場で起こり得る実際の場面を想定し、そのとき、自分はどう考えどう動くのか探る中で、主体的に考え行動すること、自分事として捉えることの重要性を感じる時間となりました。
「先輩教員と語る」では、先輩卒塾教員等に自らの問いをぶつけたり、考えを聞いたりすることで、自分のこれからの目標を見つめ、卒塾に向けての答えを新たにしました。
第14回
子どもと家族の相談室「寺子屋お~ぷん・どあ」の川口正義氏からは、現代社会が抱える様々な問題に巻き込まれ、苦しむ子どもたちの現状や、その中で懸命に生きている子どもたちにどのように寄り添い、共に歩み続けているのかを熱く語っていただいたことで、「子供と向き合う」ことの本質について考える時間となりました。
静岡市教育委員会児童生徒支援課指導主事の渡辺剛史氏には、本市の生徒指導の取り組みや動向について教えていただき、学校現場で起こり得るケースを想定しながら、教師としての責任や組織的対応の大切さについて考えました。
第13回
鳴門教育大学大学院教授の久我直人氏には、よりよい学級経営のために、どのような視点から実態と課題を把握すればよいか、具体例を交えてご講話をいただきました。子どもの多様性を知り、学級担任として気づく力を高め、一人一人とつながりをつくろうとすることの重要性について教えていただきました。
常葉大学大学院教授の中村孝一氏には、学数指導要領や全国学力・学習状況調査の分析等から見える、これから求められる学力について示していただきました。また、授業改善における論理的思考力の育成の大切さについて、演習を交えながら学ぶ時間となりました。
第12回
アサーティブ・ジャパン認定講師であり、本市のスクールカウンセラーでもある谷澤久美子氏には、自分も相手も尊重した自己主張・自己表現の方法を、講話と演習を通して教えていただきました。アサーティブの考え方を知ったうえで、自分の感情に目を向けて言葉にすることや主語を「私」として率直に気持ちを伝えていくことの必要性について考える時間となりました。
静岡科学館る・く・るの館長である都築一晃氏の講座では、身近にある科学に目を向け、体験を通して興味・関心・探究心へと誘っていくことで、今まで見えているようで見えていなかった科学の不思議さや面白さが見えてくることを体感しました。体験活動によって理科の学びの楽しさや奥深さを実感したことで、学ぶことの楽しさを改めて感じました。
第11回
第3ステージ初回は、PHPビジネスコーチ(上級)岡村寿人氏の「やる気を引き出すコーチング」の講座からスタートしました。生徒指導力、子供理解、学級経営、支援を要する子供への対応といった視点から、コーチングを大切にしたコミュニケーションについて教えていただきました。
クラウン(プロ道化師)の望月美由紀氏の「つくり笑いの力を信じる~クラウンから学ぶ自分の価値の見つけ方~」の講座では、「大道芸」との出会いや魅力、「クラウン」を通して表現し発信し続けていることについて伺い、自分自身の生き方を見つめ直し、動き出すきかっけをいただきました。
第10回
静岡市が誇る人とモノに出会い、静岡市の魅力を語れるようになることを目指して、探究ウォーキングに出かけました。8月から準備を始めたこの活動では、「主体性を高める」ために自ら課題を設定し、訪問先を選択・計画し、進んで探究活動を行うことと、「柔軟性を伸ばす」ために多様な考えに触れ、様々な状況の中であきらめず粘り強く対応することを目標として進めてきました。本市が誇る人やモノに出会うことで、今まで気づかなかった本市の魅力を全身で感じる一日となりました。
第9回
静岡市教育委員会事務局教育局北川和彦教育調整監に「静岡市が目指す教育」についてご講話いただきました。
「教育の今と昔」を比較しながら、特色や考え方、施策などの取組を学ぶことで、本市が目指す教育についてさまざまな視点から考える時間となりました。
学校教育課小澤亮介指導主事からは、校外活動における安全管理について、児童生徒支援課の村上明裕指導主事からは、本市の防災教育の特色を切り口に、危機管理の視点からお話をしていただきました。学校行事を安全に進めるための危機管理がどれほど重要であるかについて、自分事として考えたことで、探究ウォーキングに対する意識の高まりにつながりました。
第8回
海洋文化を知る一日は、東海大学海洋学部海洋地球科学科教授坂本泉氏による「静岡の海洋を探究する~海の不思議と海底散歩~」の講座からスタートしました。駿河湾の地理的な特徴に由来する海流や生物、海洋の未来、海洋研究の価値などについて教えていただき、郷土の海である「駿河湾」の魅力や神秘に浸る時間となりました。
サワイリ食品株式会社代表取締役社長澤入秀美氏からは、マグロ(特にビンチョウマグロ)の買付・保存・加工・販売等についてのお話を伺いました。自然の恵みを大切にした、おいしいマグロ製品づくりについてや清水港特産のマグロの魅力、携わる方々の思いに触れたことで、改めて静岡市に誇りを感じました。
第7回
歴史文化を知る一日は、静岡大学名誉教授小和田哲男氏による「家康と静岡」の講座からスタートしました。教育と日本戦国期研究の第一人者である小和田氏の今があるのは、小学校高学年の時の担任と母親のお陰であるというお話から、身近にいる人の理解と声かけの影響力の大きさについて、教員を目指す塾生にとって重要な視点をいただきました。
静岡市歴史博物館参事・学芸員の森昌俊氏のお話では、「来場された方それぞれが感じたことを大事にしてほしい」という願いを込め、展示を工夫していることを知りました。主事の高橋靖氏からは、「自立した学習者」というキーワードに触れながら、探究活動についての考え方を詳しく教えていただきました。現在進めている探究ウォーキングに繋がることばかりで、多くのヒントやメッセージをいかにして取り入れていくか、考えるとワクワクします。
第6回
「お茶の入れ方教室」では日本茶インストラクター協会の齋藤俊一氏から、本物のお茶体験をとおして静岡市特産のお茶に対する新たな発見や気づきを得ました。急須で入れるお茶は「相手を思う気持ち」が加わり、その場の雰囲気を変える力があることを実感しました。
塾生タイムでは、探究ウォーキングに向けての調べ学習が着々と進んでいます。それぞれの学びは、静岡市の人・モノに出会う貴重な機会に繋がっていきます。
第5回
登呂博物館では学芸員の松原草太氏から、登呂博物館の概要、働く人、学校との繋がり等について教えていただきました。併せて、土器炊飯活動をとおして火起こし体験に挑戦し、豪華な模様の縄文土器に比べ、スタイリッシュで機能性を高めた弥生土器で赤米を炊き味わうことで、遠い昔、ここで生きた人々に思いを馳せました。
岡村館長による「登呂遺跡再発見~登呂にかけた志~」のご講話では、登呂遺跡の発掘調査がどのように進められたのか、再整備する上での配慮や工夫などを伺い、施設見学の新たな視点をいただきました。
「芹沢の世界に触れる~人間国宝の志~」では学芸員の田中亜美氏から、芹沢銈介美術館の収蔵品の見所や関連展示等について教えていただきました。日々の暮らしに彩を添える、温かい色合いの作品に心が癒される時間となりました。
第4回
第3回しずおか教師塾は台風10号の影響のため中止となり、今回は、第4回となります。
塾長である難波喬司市長の講話では、静岡市の状況や市政運営の方針、市長の役割など、市政について広くお話しいただきました。塾生たちは、それらの講話から教育はどうあればよいのかについて、それぞれが考える機会をいただきました。
教育委員会学校教育課漆畑浩明氏による「しずおか学入門~探究学習のすすめ~」では、自分が本当に好きなことなら、いくつも情報を集めたり、それについてまとめたりすると、もっと調べたいことが出てきたりする、そうした探究活動にするための教師の役割とは何かについて等、教えていただきました。「これって何だろう?」と子ども自身が興味関心をもって活動していけるために必要なことは何か考えながら、これから始まる塾生自身の探究活動が創造性に富んだ「夢中になれる探究活動」となるよう願っています。
第2回
ガイダンスでは、教師塾での心構え、classroomの活用、塾生としての取り組み等について教官からの話を聴き、学びについて意識を高めました。しずおか教師塾では、これまでの自分の見方に加え、「教師の視点」が加わります。
新たな視点を意識しながら、次回は「井川へGO!episode2」です。ねらいや活動内容を確認し、当日の動きをイメージしながら行った係打合せでは、協力して進めようとする意気込みが感じられました。
第1回
令和6年8月3日(土曜日)にしずおか教師塾第16期入塾式を開催しました。
教師塾では、受講を通して「主体性」を高めるために考える力を伸ばすこと、「柔軟性」を伸ばすために多様な考え方を知ることを視点とし、令和6年8月から令和7年3月までの8ヶ月間、全18回の講座で学びます。