【道の駅整備事業】 蒲原で「トライアルパーク」プロジェクトが進行中です 印刷用ページ

最終更新日:
2021年3月8日

 道の駅整備事業として、拠点の整備を検討してきた蒲原。
 いきなり大規模なハコモノづくりからスタートするのではなく、使い方を試行しながら、これまでにない新しいカタチの道の駅を目指すべく、令和4年の春、「トライアルパーク」がオープン予定です。

 そこは、市民や企業と行政が連携しながら使い方の試行(トライアル)を重ねて進化していく周遊の拠点です。

 このページでは、「トライアルパーク」について紹介します。

プロジェクトの背景

蒲原の現状

 蒲原は、静岡市の東のゲートウェイに位置します。ここは、東西交通の大動脈である国道1号バイパスが地区内を通る交通の要衝ですが、現状は通過交通がメインで、街中に立ち寄る人は多くありません。その理由は、この地域に魅力がないから?決してそうではありません。

 かつて旧東海道の15番目の宿場町として栄えた蒲原は、旅する人たちの休息の地であるとともに、旅の情報発信拠点であり、産業や文化が交流する拠点でもありました。当時の宿場の風景を随所に残すとともに、江戸から平成までの産業や文化が折り重なったレトロな街並みを形成する蒲原は、今でもとても魅力的な場所です。ここをゆっくり散策しながら食事や買い物をすると、タイムスリップした感覚が味わえ、また来たくなること間違いなしです。

 しかしながら、今は、その魅力に気づいてもらえないまま時が過ぎています。このままだと、街の人口が減少し続け、街並みを構成する古い建物の取り壊しや建て替えが進行するなど、地域の強みが次々と失われてしまいます。

(Photo:Yoshito Nagumo)

蒲原まち全景
桜えび天日干し
旧五十嵐邸

休息・周遊・交流の拠点であった「宿場」機能の再興を

 そこで、この「トライアルパーク」プロジェクトを立ち上げました。プロジェクトの狙いは、誰もが立ち寄ることができる魅力的な拠点をつくり、訪れた人たちに「街への周遊」や「街との交流」のきっかけを与えることです。地域の住民や道路利用者に、トライアルパークでのんびりとした時間を過ごしてもらうとともに、様々な情報を発信したり、周遊の仕掛けを提供したりすることで、利用者が蒲原の街に繰り出したくなるきっかけをつくっていきます。つまり、現代版の宿場をつくって、かつての宿場も再興させようというプロジェクトです。

 もちろん、東のゲートウェイという役割を担い、蒲原だけでなく静岡市全体や中部52町という広域的な周遊のきっかけづくりにも貢献します。

(Photo:Yoshito Nagumo)

蒲原宿
志田邸
古民家写真

トライアルパークって何?

行政と民間が連携するために

 近年、より経済的かつ質の高い公共サービスの発現を目指し、行政と民間が連携して事業に取り組むことがスタンダードになっています。例えば、公共サービスを民間が運営することで、運営や維持管理に要するコストを縮減したり、公共サービスの利便性を高めるような民間の自主事業を併設することで、お互いの機能を補い合ったりする手法があります。

 このプロジェクトにおいても、多くの利用者を呼び込むため、行政と民間の連携が必須です。しかし、民間が事業参入を検討する際、これまで集客力がなかったスポットで、いきなり事業を展開したり投資したりすることは、大きなリスクを伴います。民間に事業参入してもらうためには、集客のポテンシャルを示す必要があります。

トライアルパークの狙い

 集客のポテンシャルを示すため、蒲原の拠点づくりには「トライアル・サウンディング」という手法を用います。この手法は、実際に暫定形態で拠点をオープンさせながら、蒲原に相応しい機能や施設を試行していくという手法です。例えば、何か物を売りたい人がいるとき、いきなり店舗を整備するのではなく、キッチンカーや仮設店舗という形態で始めてみるというものです。

 比較的小さな投資でテストマーケティングできるので、集客のポテンシャルを確認でき、この場所に真に必要な機能が洗練されていきます。それらが明確になった時点で設備を拡大したり、機能を常設化したりすることができます。これにより、いきなり大きな施設の整備に着手してしまうより、リスクが軽減できます。

みなさんの「○○したい」「○○がほしい」が実現してしまうかも

 トライアル・サウンディングの利点は、リスク軽減だけではありません。これまで、大手企業が主役になることが多かった行政と民間との連携は、この手法を用いることにより、中小企業やベンチャー企業も事業参入しやすくなるほか、「新事業を展開したい」、「これから起業したい」、「空き時間に副業したい」など新たなチャレンジを考えている方にとっても事業参入が可能となります。

 みなさんが日頃考えている「○○したい」、「○○がほしい」という妄想が実現してしまうかもしれません。

トライアルパークのイメージパース トライアルパークのイメージパース

プロジェクト予定地

 プロジェクト予定地は、旧県立庵原高等学校のグラウンド跡地です。国道1号バイパスから多くの利用者が見込める立地であること、東側に市有地があり本設が必要になった際に用地の拡大が可能なこと、土地所有者から用地寄付の声が挙がっていることなどから、トライアル・サウンディングの実施に相応しい場所と判断しました。
 この場所がどのように拠点として生まれ変わっていくか、楽しみにしていてください。
プロジェクト予定地

「宿場」機能の再興を加速させる3つのプロジェクト

 「宿場」機能の再興を加速させるため、3つのプロジェクトを進めていく予定です。1つ目は、この「トライアルパーク」プロジェクトです。民間のアイディアを活かしながら、トライアルパークが街への周遊のきっかけとなるよう魅力を高めていきます。
 2つ目は、「サイクルホスピタリティ向上」プロジェクトです。街中に魅力が点在する蒲原を周遊するには、自転車を活用することが有効です。静岡市全体のサイクルツーリズムの在り方や、太平洋岸自転車道の活用策の検討と併せて、自転車を使ってゆっくりと蒲原を味わう仕掛けをつくっていきます。
 3つ目は、「歴史的建造物継承」プロジェクトです。蒲原の強みである古い街並みを守るため、古民家の保存や活用を進めていく必要があります。「トライアルパーク」と「サイクルホスピタリティ向上」の両プロジェクトを推進させることで、街中での新たな民間事業の展開が期待でき、これまでになかった古民家の活用方法も生まれるはずです。今後、古民家のオーナーとユーザーとのマッチング機会の創出手法などを検討していきます。
 

キックオフイベント「1 DAY RePUBLIC アイディアキャンプ」を開催します【終了しました】

イベントの概要

 このイベントは、市内外から集まった参加者たちがチームを組んで、周辺をフィールドワークし、トライアルパークの使い方についてアイディアを練り、最後に発表するものです。「蒲原のまちが好き」、「ここを使ってイベントを開催したい」などたくさんのアイディアを持った方の参加をお待ちしています。

イベントチラシ

スケジュール

令和3416日(金)【オンライン開催】

18002000 ガイダンス

令和3424日(土)【現地開催】

9301600 ワークショップ

16001700 成果発表会

17301900 懇親会

受講資格

懇親会を含め、全日程に参加できる方

PC持参できる方

参加費

5,000円(当日徴収、現金のみ)
※懇親会の会費を含む
※現地までの交通費、食事代、プログラム内の交通費は、参加者ご自身の負担となります

定員

20人程度

※応募者多数の場合はエントリーシートにより選考

申込期間

令和338日(月)~329日(月)

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建設局 道路部 道路計画課 企画係

所在地:静岡庁舎新館6階

電話:054-221-1239

ファクス:054-221-1045

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