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更新日:2025年4月11日
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脱炭素先行地域の取組み
静岡市では、2020年12月に、市長が2050年温室効果ガス排出実質ゼロを宣言し、市民・事業者・行政が一体となり温室効果ガス排出実質ゼロに向けた各種取組を進めています。
静岡市のカーボンニュートラルに向けた先進的な提案が、県内で唯一「脱炭素先行地域」として選定されています。
脱炭素先行地域とは
脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラルに向けて、「地域脱炭素ロードマップ」に基づき環境省が公募する地域のことで、2030年度までに民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロ等を地域特性に応じて実現する「実行の脱炭素ドミノ」のモデルとなる地域です。
2025年度までに少なくとも100カ所の地域が選定される予定で、その第1回公募では、静岡市を含む26地域が選定(2022年4月26日)されました。
主な取組内容
清水駅東口エリア
清水製油所跡地に「次世代型エネルギープラットフォーム」を新たに構築することで、地産の再生可能エネルギー(電力・水素)を創出しながら、地域での有効活用や需給安定化を図っていきます。
2024年度末にはメガソーラー、大型蓄電池、エネルギーマネジメントシステム、周辺施設への自営線、水電解型水素ステーション等の整備が完了し、運用を開始しています。
日の出エリア
「日の出地域エネルギー供給プロジェクト」として、既存の倉庫等へ太陽光発電設備を設置します。系統用蓄電池を導入することで、再エネ電力の効率活用や災害時のレジリエンス強化を実現し、魅力的かつ持続可能なまちづくりを推進していきます。
恩田原・片山エリア
土地区画整理が進むこのエリアでは、新たに進出する企業の屋根にPPAによる太陽光発電設備を設置しており、一部では、自営線による電力融通も実施しています。災害時には、企業のBCP対策、地域の非常用電源としての活用も見込まれています。
その他
脱炭素先行地域に関する情報は、静岡市脱炭素先行地域推進コンソーシアムHP(外部サイトへリンク)でも発信していますのでご覧ください。
今後、静岡市は、「みなとまちしみず」のリノベーションを通じ、全国に先駆け新たな脱炭素ビジネスを構築し、水平展開していくことで脱炭素ドミノの実現に貢献していきます。