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更新日:2024年2月15日
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静岡市都市計画マスタープラン 第5章 1
静岡市都市計画マスタープラン
第5章 都市計画マスタープランの実現に向けて
都市計画マスタープランから具体的なまちづくりへ
静岡市では、平成17年4月から施行した自治基本条例で、「まちづくり」を、メ心豊かに、かつ、快適に暮らせる生活環境及び安心して活動することのできる安全な地域社会を創るために行う全ての公共的な活動モと広く定義し、また、人と人との連携、情報の共有、人づくりをその基本理念として進めるものとしています。
都市計画においても、安全、安心で快適な暮らしを支える都市空間を実現するため、静岡市自治基本条例に基づき、市民の自主的なまちづくりや、協働のまちづくりを推進していきます。
今後、この都市計画マスタープランを基に各種の事業やまちづくりを進めていくためには、様々な都市計画の決定や変更、制度やルールづくりなどの取り組みが必要となります。
1. まちづくりの基本的なすすめ方
都市計画の決定、変更と市民参加
都市計画マスタープランのうち、新たな幹線道路や土地利用については、現在の都市計画に加えて新たな計画決定や変更を行う必要があります。都市計画の決定や変更、地区計画の導入については、計画の熟度や事業の可能性などを判断しながら、適切な時期に実施していくものとします。
決定、変更にあたっては、公聴会などを通じて市民の参加の機会の確保、意見の反映を行うと共に、都市計画法の改正で創設された都市計画案の提案制度が活用しやすいような制度整備を進めます。
協働によるまちづくり
都市計画マスタープランに基づき、まちづくりや各種の事業を進めていく上で特に重要なことは、市民の理解や協力に加えて、まちを良くしていこうという市民の自主的な活動とこれに対する行政の支援や努力など、市民と行政のパートナーシップによる協働のまちづくりです。
市民は、周辺の環境に配慮した住まいづくりなど、自らできるところからまちづくりを始めるとともに、自分たちの身近なまちを見直し、より住み良いまちにしていくために、地域の人々と共に考え、実行する必要があります。
また、市は、こうした住民主体のまちづくりに対して課題の提起、各種支援策の充実や公共施設の整備を進める必要があります。
計画的、効率的な事業推進と情報公開
まちづくりの実現のための様々な事業の実施については、十分な効果が発揮されるように、計画的に、かつ効率的に進めることが必要です。
そのためには、事業は静岡市総合計画などの上位計画、分野別計画に基づいて進めるとともに、さらに、事業計画や実施の各段階では、政策や事業の事前評価、中間評価や事業完了後の業績測定などにとりくみ、それを広く市民に公開することで、合意性と効率性の高い事業推進を図ります。
また、整備された公共施設を適切に保全し、長く維持することが長期的には高い効果を生むことから、施設のメンテナンスについても検討を進めます。
2. 協働のまちづくりの推進
身近な地区のまちづくりの推進
都市計画マスタープランは、静岡市全体の構想や区別、地域別の構想で構成されていますが、具体的なまちづくりでは、より身近な地区などさまざまな範囲でとりくみが進められています。
都市計画など基盤整備に関わるまちづくりでも、より身近なまちの保全、改善のために、地区の将来像やきめこまかいルールを定めた地区計画の策定などが求められます。地区の住民の主体的なまちづくりの推進を図るために、きめこまかいまちづくりプランや地区計画の検討を進めます。
都市計画情報の提供
まちづくりへの関心を高め、とりくみを進めるためには、まちに関する様々なデータや都市計画の状況などをより多くの人に理解してもらう必要があります。地図情報システムやインターネットなどを活用して、誰にもわかりやすく、また、手に入れやすい都市計画情報の提供を進めます。
まちづくりを進める制度づくり
都市計画のまちづくりをスムースに進めるために、まちづくりに取り組む団体等や活動を適切に支援すると共に、活動のよりどころとなる参加の方法や形態など、法的な位置づけを明確にするまちづくり支援条例の策定を進めます。
まちづくり支援の充実
市民が自主的にとりくむまちづくりを発展させていくためには、広い市民の理解やさまざまな支援が求められます。
まちづくりにとりくむ人や団体に対し、専門家の派遣や助成などのしくみを整えるとともに、気軽に相談や情報交換のできるまちづくりセンター機能の充実を進めます。
静岡市役所 都市局 都市計画部 都市計画課
〒421-8602 静岡市葵区追手町5番1号
TEL(054)221-1406 FAX(054)221-1117
情報作成日 2006年2月1日