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更新日:2025年2月17日
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1.大日古道
A構成・特徴・状態
大日古道は上下約12Km、幅約60cmから90cm程度の細い山道で、約100ごとに40cm程度の観音様があり、大日古道に沿って33体が通行人の安全と無事を祈って地主や有力斜が元禄年間に寄進したと伝えられている。
【状態】現在は地元の人々も利用していないので、けもの道のようになっており、NPO法人「大日倶楽部」が復元事業を行う計画を立てている状況である。今後、3年計画で復元しようとしている。
B周辺環境
静岡市街から50Kmの大日峠は狭い山道を車で60分もかかり、交通のアクセスは大変である。トロッコ電車、井川ダム、渡り船、少年自然の家、ピクニック広場、茶壺屋敷跡、口坂本温泉、県民の森、南アルプス井川オートキャンプ場、リバウェル井川スキー場など大日峠の近郊にある。
C価値
3年間かけて、NPO法人大日倶楽部が調査、復元、活用事業を展開する計画であるが、この過程で33道中観音だけでなく、さまざまな歴史的な発見も期待できるだけでなく、南アルプスが日本の長い歴史の中で、人々とともに息づいていたことを示す古道となりえるので、大変価値が高く、エコツーリズムの観点からも重要である。
D場所
【位置】口坂本温泉から水飲み茶屋後、さらに大日峠を通過し、二本松を経由し井川湖に至る、大井川奥地への唯一の生活と文化と歴史の道。
【GPS】
N35°11’43”、E138°15’21”
~
N35°12’44”、E138°14’44.7”