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更新日:2024年2月15日

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道の駅整備事業 「トライアルパーク蒲原」 OPEN!

道の駅整備事業として、拠点の整備を検討してきた蒲原。いきなり大規模なハコモノづくりからスタートするのではなく、使い方を試行(トライアル)しながら、これまでにない新しいカタチの道の駅を目指すべく、令和4年7月2日(土曜日)、「トライアルパーク蒲原」がオープンします。

このページでは、「トライアルパーク蒲原」について紹介します。

プロジェクトの背景

蒲原の現状

蒲原は、静岡市の東のゲートウェイに位置します。ここは、東西交通の大動脈である国道1号バイパスが地区内を通る交通の要衝ですが、現状は通過交通がメインで、街中に立ち寄る人は多くありません。その理由は、この地域に魅力がないから?決してそうではありません。

かつて旧東海道の15番目の宿場町として栄えた蒲原は、旅する人たちの休息の地であるとともに、旅の情報発信拠点であり、産業や文化が交流する拠点でもありました。当時の宿場の風景を随所に残すとともに、江戸から平成までの産業や文化が折り重なったレトロな街並みを形成する蒲原は、今でもとても魅力的な場所です。ここをゆっくり散策しながら食事や買い物をすると、タイムスリップした感覚が味わえ、また来たくなること間違いなしです。

しかしながら、今は、その魅力に気づいてもらえないまま時が過ぎています。このままだと、街の人口が減少し続け、街並みを構成する古い建物の取り壊しや建て替えが進行するなど、地域の強みが次々と失われてしまいます。

(Photo:Yoshito Nagumo)

蒲原まち全景 桜えび天日干し 旧五十嵐邸

かつての「宿場」機能の再興を

そこで、この「トライアルパーク」プロジェクトを立ち上げました。プロジェクトの狙いは、誰もが立ち寄ることができる魅力的な拠点をつくり、訪れた人たちに「街への周遊」や「街との交流」のきっかけを与えることです。地域の住民や道路利用者に、トライアルパークでのんびりとした時間を過ごしてもらうとともに、様々な情報を発信したり、周遊の仕掛けを提供したりすることで、利用者が蒲原の街に繰り出したくなるきっかけをつくっていきます。つまり、現代版の宿場をつくって、かつての宿場も再興させようというプロジェクトです。

もちろん、東のゲートウェイという役割を担い、蒲原だけでなく静岡市全体や中部5市2町という広域的な周遊のきっかけづくりにも貢献します。

(Photo:Yoshito Nagumo)

蒲原宿 志田邸 古民家写真

トライアルパークって何?

行政と民間が連携するために

近年、より経済的かつ質の高い公共サービスの発現を目指し、行政と民間が連携して事業に取り組むことがスタンダードになっています。例えば、公共サービスを民間が運営することで、運営や維持管理に要するコストを縮減したり、公共サービスの利便性を高めるような民間の自主事業を併設することで、お互いの機能を補い合ったりする手法があります。

このプロジェクトにおいても、多くの利用者を呼び込むため、行政と民間の連携が必須です。しかし、民間が事業参入を検討する際、これまで集客力がなかったスポットで、いきなり事業を展開したり投資したりすることは、大きなリスクを伴います。民間に事業参入してもらうためには、集客のポテンシャルを示す必要があります。

トライアルパークの狙い

集客のポテンシャルを示すため、蒲原の拠点づくりには「トライアル・サウンディング」という手法を用います。この手法は、実際に暫定形態で拠点をオープンさせながら、蒲原に相応しい機能や施設を試行していくという手法です。例えば、何か物を売りたい人がいるとき、いきなり店舗を整備するのではなく、キッチンカーや仮設店舗という形態で始めてみるというものです。

比較的小さな投資でテストマーケティングできるので、集客のポテンシャルを確認でき、この場所に真に必要な機能が洗練されていきます。それらが明確になった時点で設備を拡大したり、機能を常設化したりすることができます。これにより、いきなり大きな施設の整備に着手してしまうより、リスクが軽減できます。

みなさんの「○○したい」「○○がほしい」が実現してしまうかも

トライアル・サウンディングの利点は、リスク軽減だけではありません。これまで、大手企業が主役になることが多かった行政と民間との連携は、この手法を用いることにより、中小企業やベンチャー企業も事業参入しやすくなるほか、「新事業を展開したい」、「これから起業したい」、「空き時間に副業したい」など新たなチャレンジを考えている方にとっても事業参入が可能となります。

みなさんが日頃考えている「○○したい」、「○○がほしい」という妄想が実現してしまうかもしれません。例えば、キッチンカーやマルシェ、ヨガ教室などトライアルのアイディアは無限大です。

トライアルパークのイメージパース

キッチンカー/マルシェのイメージパース

トライアルパークの場所

トライアルパークは、県立庵原高等学校のグラウンド跡地にあります。国道1号バイパスから多くの利用者が見込める立地であること、東側に市有地があり本設が必要になった際に用地の拡大が可能なこと、富士山や伊豆半島を一望できる河川及び海岸堤防と連携できることなどから、トライアル・サウンディングの実施に相応しい場所と判断しました。
この場所がどのように進化していくか、楽しみにしていてください。

トライアルパーク蒲原

チラシ&ポスター

チラシ

チラシのダウンロードはこちら(PDF:1,767KB)

ポスター

ポスターのダウンロードはこちら(PDF:950KB)

公式ホームページ

トライアルパーク蒲原の楽しみ方やイベント情報、新たなチャレンジをしたい方の募集は、以下の公式ホームページをご利用ください(公式ホームページは、令和4年6月8日現在、公開準備中です。閲覧につきましては、もう暫くお待ちください)。

公式ホームページはこちら(外部サイトへリンク)

お問い合わせ

建設局道路部道路計画課企画係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館6階

電話番号:054-221-1239

ファックス番号:054-221-1045

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