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更新日:2025年2月13日
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静岡駅南口ルノワール彫刻像
平成6(1994)年度の静岡駅南口広場整備の際、世界中で多くの人に親しまれているルノワールの作品を、広場のシンボルとして設置しました。
フランス印象派の画家であるピエール・オーギュスト・ルノワール(1841~1919年)と若き彫刻家のリシャール・ギノ(1890~1973年)の共作である彫刻作品が2体設置されています。
ひとつは「勝利のヴィーナス」像、もうひとつは「洗濯する女」像です。
静岡駅南口駅前広場にある2体のルノワール彫刻像は、同じ型から鋳造されたものがそれぞれ世界に14体ずつあり、ルーブル美術館に次ぐパリ三大美術館の1つとして知られる「オルセー美術館」(フランス)にも両方の像が所蔵されています。
平成28(2016)年には、オルセー美術館から2体の彫刻像の表題と解説文をいただき、その表題と解説文を掲載した銘板も設置しました。
設置した像
勝利のヴィーナス
洗濯する女
設置場所
表題と解説文
ルノワールと彫刻作品
ルノワール晩年の20年あまりは、リウマチ性関節炎を患い、痛みに耐えながら制作を続けていました。印象派画家として有名なルノワールですが、70歳を前にして彫刻制作に本格的に取り組み始めます。
手が不自由なルノワールは、若手彫刻家リシャール・ギノの力を借り、細い棒でギノへ指示を出すスタイルで共同制作を続け、亡くなる前年までに約15点の彫刻作品を残しました。