就農までの流れ
農業をはじめる(就農する)には、検討や準備をしておかなければならないことがたくさんあります。
就農にあたり、検討や準備をしておかなければならないことを例示しています。
情報収集
- 自己分析:どんな農業をしたいのか
- 家族等への相談:就農に対する理解や協力
- 農業体験:農業はどんなものなのか
- 作目の選定:何をどんな方法で栽培するのか
就農準備
- 研修:栽培技術や経営ノウハウの習得
- 資金の準備:収入を得るまでの生活費等の確保
- 農地の取得:作目や栽培方法に適した場所の確保
- 営農計画の作成:将来の目指すビジョンの明確化
相談する
静岡市の就農相談窓口
農業政策課農業支援係(静岡市清水区旭町6-8静岡市役所清水庁舎6階)
TEL:054-354-2085
JA静岡市の就農相談窓口
JA静岡市営農課(静岡市駿河区曲金5丁目4-70)
TEL:054-288-8440
JAしみずの就農相談窓口
JAしみず営農企画課(静岡市清水区庵原町1番地)
TEL:054-367-3210
農業を見学・体験する
<見学>新規就農現地見学会(静岡県)
静岡県内の先進的な農業者の皆さんを訪問・見学することができます。
詳細は静岡県のホームページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。
<体験>短期農業インターン受入事業(静岡県)
静岡県で新たに農業を始めたい方が、静岡県内の農家や農業経営体のところで3日から7日間の短期農業研修を行うことができます。
詳細は静岡県のホームページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。
農業の研修をする
農業でがっつり稼ぎたい(農業で生計を立てたい)方
トレーニングファーム事業(JA静岡市、JAしみず)
研修生のための研修ほ場を利用して概ね2年間の実践的な生産研修(模擬経営)を行い、農業経営開始後は農業収入1,000万円を目指します。
対象作物:いちご(JA静岡市管内)、みかん(JAしみず管内)
がんばる新農業人支援事業(事務局:静岡県農業振興公社)
先進的な農業経営者等のもとで農業技術や経営ノウハウ等の技術を習得するための実践的な研修を行います。
対象作物:ジネンジョ(JA静岡市管内)、中玉トマト・枝豆(JAしみず管内)
ちょこっと農業で稼ぎたい(小さな農地で直売所へ野菜を出荷したい)方
アグリチャレンジパーク蒲原研修(静岡市)
1人10a程度の研修ほ場で1年間、露地野菜の基礎的な生産技術を習得する研修を行います。
農地を取得する
農地の取得について
一般的に土地を買ったり、借りたりする場合には売主(貸主)と買主(借主)が売買(貸借)契約を締結し、買主(借主)がその代金を支払って土地の所有権(賃貸借等)を取得することになります。
しかし、耕作目的で農地を売買又は貸借する場合においては、農地法第3条に基づいて農業委員会の許可を受ける必要があり、これらの許可を受けていない所有権移転、賃借権の設定等は効力が生じないこととされています。なお、農業経営基盤強化促進法によって農地の権利の設定・移転を行う場合は、この農地法第3条の許可を受ける必要はありません。
詳細については、農地の権利移動に関することを所管する農業委員会事務局のホームページを確認ください。
農地の探し方
自分で探す
eMAFF農地ナビを活用して栽培作物、栽培方法に適した農地を探します。
地縁を使う、研修先の農家等から紹介してもらう
農地を見つけたい地域に知り合いがいれば地域内での横のつながりや、研修先の農家も農家同士の横のつながりを持っている方が多いため、その人脈を活用して農地の情報を入手します。
農業委員会やJAに相談する
農業委員会は農地の権利移動の許認可や農地等の利用の最適化(遊休農地の発生防止や新規参入促進など)を、JAは農地の貸借の手続きに関する支援等を行っているため、遊休農地等になっている貸借可能な農地の情報を有している場合があります。
営農計画(青年等就農計画)を作成する
営農計画とは、おおよそ5年先までの生産計画、販売計画、資金計画等を可視化したものであり、自身が目指す農業経営を実現するためとても重要なものです。
ここでは、営農計画の中でも主に農業でがっつり稼ぎたい方が作成する青年等就農計画と呼ばれる営農計画について記載しています。
青年等就農計画の申請者の要件
新たに農業経営を営もうとする青年等(農業経営を開始して5年以内の者を含む)で以下に当てはまる者
- 青年(原則18歳以上45歳未満)
- 特定の知識・技能を有する中高年齢者(65歳未満)
- 1.や2.の者が役員の過半数を占める法人
青年等就農計画の認定基準
- 青年等就農計画が市の基本構想に照らし適切であること(経営開始5年目の農業所得が300万円以上かつ年間労働時間が2,000時間程度の水準であること)
- 青年等就農計画の達成が確実であると見込まれること
- 認定農業者等の下で栽培管理や経営に関する研修を年間1,200時間程度概ね1年間受けた者であること
青年等就農計画の認定審査
市が青年等就農計画を認定するためには、市、市認定農業者協会、JAや県中部農林事務所等で構成した「静岡市担い手育成総合支援協議会」の審査により青年等就農計画が妥当と判断される必要があります。
審査会は、例年、6月、9月、12月、3月の年4回開催していますが、青年等就農計画の作成にあたっては、少なくとも3か月程度の期間を要するため、事前に関係機関への相談を含めた準備期間が必要です。
補助金等の支援制度
就農にあたっては、様々な支援制度が設けられています。段階ごとに活用できる支援制度をご紹介します。
なお、これらの制度は、要件や予算措置の状況により交付が受けられない場合があります。
研修期間中
生活費支援
農業経営準備期間中
生活費支援
- やろうよ静岡農業定着支援経営開始前給付金(市):月額12.5万円【最長8か月で100万円まで】(事業の詳細は、お問い合わせ先までご連絡ください)
機械・設備投資等支援
- やろうよ静岡農業定着支援農地整備事業補助金(市):補助率10分の9以内、補助上限額100万円(事業の詳細は、お問い合わせ先までご連絡ください)
農業経営開始後
生活費支援
機械・設備投資等支援
- 経営発展支援事業(国):補助率4分の3以内、補助上限額375万円または750万円(事業の詳細は、農林水産省のホームページ(外部サイトへリンク)を確認又はお問い合わせ先までご連絡ください)
- 施設園芸大国しずおか構造改革促進事業費助成(県):補助率3分の1以内、補助上限額1平方メートルあたり0.7万円または1平方メートルあたり1.5万円(事業の詳細は、静岡県中部農林事務所企画経営課、TEL:054-286-9276にお問い合わせください)
- 認定農業者等経営基盤強化事業補助金(市):補助率3分の1以内、補助上限額100万円
資金調達(融資)
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください