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更新日:2026年3月26日
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令和7年度特別賞受賞企業(三井住友海上火災保険株式会社静岡支店)
Well-Beingを体現する職場を目指して

企業概要
- 所在地・静岡市葵区呉服町1-2 三井住友海上静岡ビル3階
- 電話番号:(054)273-5135
- 業種 :損害保険業
- 従業員数:従業員数:99名(男性27名、女性72名/うち正社員:男性24名、女性39名/うち管理職:男性9名・女性0名)※人数は2025年7月末時点
- 設立年月日:1918年10月21日
取組内容について
三井住友海上火災保険株式会社 静岡支店(以下、三井住友海上火災保険)は、損害保険業を中心に、個人・法人向けの多様な保険商品やリスクマネジメントサービスを提供しています。静岡支店は、地域に根ざした営業活動を展開し、地元出身者を多く採用するなど、地域社会との共創にも力を入れています。
働きやすい環境づくりの面では、社員一人ひとりのウェルビーイングを重視し、柔軟な働き方を推進。テレワークやフレックスタイム制度の導入により、家庭や個人の事情に合わせた働き方が可能です。また、育休・産休取得者を支える「職場応援手当」など独自の制度も整備。女性活躍推進のためのロールモデル共有や、社員同士の交流を深める小委員会活動、「PRAISE CARD」による感謝の可視化など、多様性とコミュニケーションを大切にしています。こうした取組を通じて、社員が安心して長く働ける職場環境の実現を目指しています。そんな「三井住友海上火災保険」の取り組みを詳しくご紹介していきます。
【ルール・環境の整備】一人ひとりのウェルビーイングを実現する制度設計
静岡支店では、「社員が自分らしく、幸せに働ける職場」を目指し、ウェルビーイングをキーワードに掲げています。「百人いれば百通りの幸せがある。まずは自分自身が満たされてこそ、周囲やお客様にも良い影響を与えられる」という考え方が根底にあります。この価値観は、単なるスローガンにとどまらず、日々の業務や制度設計、職場の雰囲気づくりに反映されています。
●育休職場応援手当(祝い金)の導入
育休・産休で職場を離れる社員が出た際、本人以外の残るメンバー全員に「育休職場応援手当」を支給。育休を取得する社員の職場の人数や期間に応じて支給金額が変動し、「おめでとう」「応援しているよ」という出産・育児を職場全体で心から祝い、受け入れてもらえる温かい職場風土づくりを目的とした独自制度です。
●定時退社(17時)を経営目標に設定
「『定時(17時)退社』を前提とした働き方への変革」を掲げ、静岡支社では、WS00(ワークスタイル変革ゼロゼロ)という取組を実施。働き方と仕事をゼロベースで見直しし、個人や組織だけでは解消できない定時退社の阻害要因について、会社全体で図っていく取組を推進しています。
●フレックスタイム・テレワークの柔軟運用
業務や個人事情に応じて、在宅勤務や直行直帰も可能。申請も簡便化しました。
●男性社員の育児休業1ヶ月取得義務化
男性社員の育児休業1ヶ月取得を義務化し、全員が必ず1ヶ月以上の育休を取得する仕組みを導入。組織全体で男性の育児参加を後押しし、職場の多様性と家庭との両立を推進しています。
●ペーパーレス化・コスト削減
印刷やコピーは必要最小限にすることを徹底しています。削減して生み出せたコストは地域におけるイベントやスポーツクラブチームへの協賛などに活用し、地域との共創活動等に還元しております。
【キャリアアップ体制・人材育成】一人ひとりの強みを活かすキャリア形成支援
●スキル型人事制度の導入
年齢・性別・役職に関係なく、社員一人ひとりのスキルの習得・発揮を評価基準とする「スキル型人事制度」を導入。年功序列等の従来の課題を打破し、改革にチャレンジする風土・言える企業文化の情勢に取り組んでいる。
●多様性豊かな人材の育成・ロールモデルの共有女性リーダーを目指す研修や、“育児”“女性活躍”などのテーマを通じた全国の多様な社員同士の「つながり」の場である「クローバーサロン」など、さまざまな交流・学びの場を設けています。静岡支店では、女性社員向けにクレアファームのオリーブ農園を通じたウェルネスなまちづくり構想やオリーブ収穫体験、クレアレストランでの美と健康につながる良質な食事に触れ、地域共創の在り方やWell-beingについて改めて自ら考える機会も設けました。そのため、社員同士がロールモデルを身近に感じられる環境が整っています。
●プロジェクトチーム(PT)活用
プロジェクトチーム(PT)を活用し、子育てと仕事の両立やキャリア形成、趣味や交流など多様なテーマで社員が自主的に集まる場を設けています。また、人財育成PTではさまざまな分野で活躍されている方を講師として招き、社員の多様な「価値観の形成」や「感性の研鑽」等に繋げております。特別講演会の他、支店全体でスポーツ観戦やBBQ等、部署や世代を超えた交流を活発に行っております。
【社内推進体制・コミュニケーション】ITでつなぐ、最高のチームづくりの推進
●「PRAISE CARD」制度の導入
社員同士が感謝や称賛の気持ちをデジタルカードで送り合う「PRAISE CARD」制度を導入。これは、社員同士が「ありがとう」「素晴らしい」などの感謝や称賛の気持ちをカード形式で送り合う仕組みです。アプリやパソコンから簡単に送信でき、受け取った側もリアクションを返せます。普段あまり話さない人とも交流が生まれ、社員同士で良いところを褒め合う文化や相手に伝える文化の醸成に大きく貢献しています。
●地域・行政との連携強化
静岡支店は、地域社会との共創にも積極的です。「I loveしずおか協議会」などの地域活動や、地元企業・行政との連携を通じて、静岡の魅力発信や課題解決に取り組んでいます。行政との連携では静岡県のスポーツ振興課等と連携し、パラスポーツイベントを開催いたしました。本イベントでは内定者にも参加いただき、入社前から地域との交流を実感いただきました。地元スポーツチームとの連携も強化しており、現在VELTEX静岡との共同取組みの一環でWell-Being取組みを実践中です。また、支店として「木曜日のヨル喫茶inヒトヤド」の会員となり、異業種交流等を積極的に行ったり、新たなビジネスに挑戦する多様な人材が集まる「SHIP」の各セミナーに参加したりすることで社員の感性を磨いております。
また、ペーパーレス化や印刷コスト削減など、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した業務改善も推進。
創出した時間や削減したコストを地域活動や協賛に充てるなど、社会的責任を果たしながら、社員の誇りややりがいにつなげています。
【取組によって得られた声】静岡支店・静岡支社:石原さん:2018年度入社
第一子誕生の際、会社の後押しもあり1ヶ月の育休を取得しました。
育休を取得する前は、業務の引き継ぎや周囲への負担が心配でしたが、職場応援手当の存在が大きな安心材料になりました。復帰後も“おめでとう”と温かく迎えてもらい、家族との時間を大切にできたことが仕事への意欲にもつながっています。今では男性の育休取得も自然なこととして受け入れられる職場になったと実感しています。
【取組企業からの声】静岡支店長 牛島 大介
私たち三井住友海上静岡支店は、所属するメンバー全員で働き方改革を進めてきました。
その原動力は、社員一人ひとりの幸せと、地域社会に根ざし、信頼され続ける企業でありたいという強い想いです。
社員のウェルビーイング(Well-being)を高め、その輪を地域へと拡げていく「Well-being共創」こそが私たちの目指す姿だと考えています。
静岡支店の約75%は地元採用の社員です。その社員が「この会社で働いて良かった」と心から思える環境を作ることが、結果的に地域社会やお客様への価値提供につながると確信しています。
私たちが目指すのは、社員一人ひとりがウェルビーイング(Well-being)を感じられる職場です。制度やルールを「守る」だけでなく、「うまく活用する」ことを重視し、現場で活きる運用を大切にしています。
例えば、業務時間外のメールや電話の原則禁止などによる時間創出、ペーパーレス化によるコスト削減とその分の地域貢献への再投資など、具体的な施策を進めてきました。
また、育児休業や職場応援手当、フレックスタイムやテレワークの柔軟な運用等、多様な働き方を支える制度も積極的に活用しています。これらの制度は、社員が自分らしく働き、人生の様々なステージで活躍できる環境作りに直結しています。
働き方改革は、単なる制度の導入ではありません。どの様に運用し、どの様な文化として根付かせるかが何よりも重要です。社員一人ひとりの幸せと成長を起点に、地域社会への貢献と信頼の積み重ねを実現する「文化づくり」に昇華させていきたいと考えています。
これからも、社員とともに、地域とともに、保険の枠を超えた新しい価値を創造していくイノベーション企業でありたいと思います。