印刷
ページID:59
更新日:2024年5月21日
ここから本文です。
市所管公共施設へのAED設置
静岡市では、市民のみなさんや静岡市を訪れた方々の突然の心停止に備えて、市内の公共施設(区役所、市立体育館、図書館、市立小・中学校全校など)にAEDを設置しています。
AED(自動体外式除細動器)とは
「AutomatedExternalDefibrillator」の頭文字をとったもので、日本語では「自動体外式除細動器」と言います。
心臓は止まっているようにみえても、けいれんを起こしているだけの場合があります。このような時、心臓に電気ショックを与えることで正常な状態に戻ることがあります。
平成16(2004)年7月から、医師や看護師などの医療従事者ではない一般の方でも使用できるようになりました。自動音声案内で安全に操作できる医療機器であるため、倒れている人を見かけたら、ためらわずAEDをご使用ください。
AEDの救命効果
日本では、毎日多くの人が心臓突然死で命を失っています。
その原因の多くは「心室細動」と呼ばれる重篤な不整脈です。心室細動になると、心臓は震えるのみで血液を送り出せなくなります。数秒で意識を失い、数分で脳をはじめとした全身の細胞が死んでしまいます。
心室細動からの救命には、迅速な心臓マッサージと電気ショックが必要です。電気ショックが1分遅れるごとに、救命率は10%ずつ低下すると言われています。
プライバシーに配慮したAEDの使用方法について
女性へのAEDの使用については、全国で、傷病者が女性であるという理由で、AEDが使われなかった事例がある等、女性への使用に抵抗感があるという問題があります。
そこで、静岡市では、市民の皆さんが、傷病者のプライバシーに配慮しつつ、ためらうことなくAEDを使用し、人命救助を行っていただけるように、市が所管する公共施設のAEDに三角巾を配備しました。
また、AEDは、傷病者の衣服を脱がさなくても使用することができるため、性別にかかわらず、倒れている人を見かけたら勇気を出して使用してください。
衣服を脱がさなければならない場合は、脱がした衣類やタオル、三角巾等を活用して、傷病者のプライバシーに配慮しつつ、ご使用ください。
プライバシーに配慮したAEDの使用方法
三角巾使用イメージ図
三角巾の配備イメージ
プライバシーに配慮したAED使用方法チラシ(PDF:274KB)
救える命を一つでも多く救うために
救命講習
“いざという時のために”、各消防署で実施している救命講習(AEDの利用方法、応急手当の方法等を学ぶ講習)をぜひ受講してください。
申込方法
下記の警防部救急課または各消防署へお問合せください。
- 警防部救急課☎280-0199
- 葵消防署☎255-0119
- 千代田消防署☎263-1295
- 駿河消防署☎280-0119
- 清水消防署☎367-3119
- 港北消防署☎363-0119
- 日本平消防署☎335-0119
AEDの貸し出し
市民の皆さんが参加するイベント等を開催する団体等にAEDを貸し出していますので、ぜひご利用ください。
申込方法
まちは劇場推進課(☎221-1228)へお問合せください。
AEDの適切な管理
AEDを設置されている皆様へ、AEDの適切な管理をお願いします!
AEDは、適切な管理が行われなければ、緊急時に作動せず、救命効果に重大な影響を与えるおそれがある医療機器です。(厚生労働省ホームページAEDを点検しましょう!(外部サイトへリンク))
日常点検や消耗品の管理、設置情報の登録・公開等の実施をお願いします。
AEDの管理方法や消耗品類の交換時期は機種によって異なりますので、添付文書・取扱説明書をよく読み、適切な管理を行っていただくようお願いします。
静岡市公共施設のAED設置状況
静岡市公共施設のAED設置状況は次の表のとおりです。(令和5年8月1日現在)
設置状況表には緊急時に誰でも使用できるAEDを掲載しているため、救急・消防車両、消防団、病院に設置しているAEDは掲載していませんが、救急・消防車両、消防団、病院についても必要台数を設置しています。