駿河雛人形 印刷用ページ

最終更新日:
2021年3月24日
駿河雛人形

起こり

内裏雛 内裏雛

 静岡県志太郡では、江戸時代から、菅原道真を模った人形である「天神」が作られてきました。駿河雛人形は、天神に衣装を着せたことがルーツになっているという説があります。
 静岡市で本格的に雛人形の生産が始まったのは、昭和6年(1931年)頃です。当時は、人形産地として有名な埼玉県岩槻市や東京都から人形師を招き、技術を導入していました。

 →駿河雛人形の詳しい歴史について(PDF)

生産形態

衣装の生地 衣装の生地

 駿河雛人形は、胴体の生産をメインとしています。上半身と下半身を分けて生産することで、分業・量産化が可能になり、昭和40年代には、胴体生産量全国シェア約70%を占めるまでになりました。胴体は、衣装生地の色や柄が豊富で、職人の色彩センスが発揮される部分でもあります。
 頭(かしら)の生産については、木地、胡粉塗、面相書き、結髪と分業化し、それぞれ根気のいる作業だったためか、静岡で定着することはありませんでした。

特徴

振り付け 振り付け

 駿河雛人形の製作工程には、「振り付け」といって、両腕を曲げる工程があります。この作業には、職人の技が集約されており、曲げの形から誰が製作者か分かるほどで、人形の印象を決める重要な工程です。
 また、胴体部に他産地と比較して太い藁胴が使われ、胸の部分のカーブに合わせて斜めに削られています。藁胴が使われたのは、駿河雛人形発祥当時、静岡市周辺で米が多く生産され、稲藁が入手しやすかったからと思われます。

現在の駿河雛人形

男雛 男雛

 駿河雛人形は、駿河雛具とともに、平成6年(1994年)、通商産業大臣(現経済産業大臣)から伝統的工芸品の指定を受けました。
 現在では、伝統の形式を守りつつも、現代の生活様式に合わせた小型の雛人形や、美しい衣装生地等を生かした雑貨なども作っています。
 また、伝統技術が後世に受け継がれるよう、職人の後継者育成にも積極的に取り組んでいます。

静岡の名工

池谷昭蔵 氏 作:九番親王 池谷昭蔵 氏 作:九番親王

 静岡市では、伝統工芸の職人として優秀な技術を有し、産業の発展と技術の継承に顕著な功績を持つ方を、「静岡市伝統工芸技術秀士」として指定しています。
 駿河雛人形の職人で指定を受けているのは、以下の1名です。
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