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更新日:2024年2月15日
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伝統工芸の職人紹介 :静岡市伝統工芸技術秀士
静岡市伝統工芸技術秀士
伝統工芸の分野で、優れた技術を持った職人を紹介します。
静岡市では、伝統産業に長年従事する職人・技術者の中から、特に優秀な技術を有し、業界の発展に寄与した功績が顕著な方を「静岡市伝統工芸技術秀士」として顕彰しています。
現在、51名(うち故人29名)の職人が静岡市伝統工芸技術秀士として指定されています。
→静岡市の工芸品(一覧)
竹細工師
静岡市の伝統的工芸品「駿河竹千筋細工」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の5名です。
- 黒田 栄一
平成4年度顕彰
製品の高度化・デザイン研究を重ね、曲線曲げ加工の精度向上に尽力 - 小林 昭輔
平成7年度顕彰
繊細な曲線加工技術の第一人者で、優雅な花器などを得意とする - 大村 俊男
平成9年度顕彰
交飾麟状網代編など高度な編組技術を用いて新商品開発に尽力 - 高橋 一雄
平成12年度顕彰
竹の柾曲げ技術の考案者で、多くの展示会で入選、入賞を果たした - 篠宮 康博
平成16年度顕彰
大型花器や特殊な竹製品作りに関して、業界随一の腕を誇る
人形師
静岡市の伝統的工芸品「駿河雛人形」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の1名です。
- 池谷 昭蔵
平成6年度顕彰
胴造り、着付け、振付け、素材配色など多くの工程でデザイン研究に尽くす
漆塗師
静岡市の郷土工芸品「駿河漆器」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の2名です。
蒔絵師
静岡市の郷土工芸品「駿河蒔絵」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の2名です。
- 諸井 治郎
平成13年度顕彰
蒔絵技法全般に優れた腕を持ち、市民文化会館ロビーの漆塗り画パネルを手掛ける - 長谷川 雅英
平成17年度顕彰
卵殻、青貝等を使った芸術性が高い作品が多く、日本伝統漆芸展で入選を果たす
下駄塗師
静岡市の郷土工芸品「駿河塗下駄」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の1名です。
- 佐野 成三郎
平成16年度顕彰
香雅彫り、沈金彫りを得意とし、業界の第一人者として活躍
張下駄師
静岡市の郷土工芸品「駿河張下駄」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の1名です。
- 丸山 宗孝
平成24年度顕彰
焼下駄から張下駄まで幅広く制作し、造形美溢れる作品で業界をリード
染物師
静岡市の郷土工芸品「駿河和染」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の4名です。
- 望月 良
昭和61年度顕彰
筒描き技術を最も得意とし、江戸文字制作の第一人者 - 鈴木 健司
平成4年度顕彰
草木染蝋纈及び糊流染技法の後継者として、普及、指導に邁進 - 佐藤 千太郎
平成17年度顕彰
型染め、筒描きなど、ほとんどの染技術を習得しており、型紙作りにおいても才を発揮 - 大橋 俊之
平成28年度顕彰
デザイナーの目を持ち、インテリア性の高い作品は市場からの支持が厚い
指物師
静岡市の郷土工芸品「駿河指物」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の5名です。
- 海野 義廣
昭和59年度顕彰
釘や接着剤を使用しない「隠し送り蟻ホゾ」技法を発案し、技術向上に貢献 - 八木 眞司
平成8年度顕彰
和材の使い方に優れ、三方留め、剣先留めなどの内ホゾ技術は驚嘆に値する - 宍戸 英介
平成13年度顕彰
デザイン感覚に優れ、杢理の美しさを生かした作品は目を見張る - 鈴木 秀勝
平成18年度顕彰
日本古来の伝統技術である留め接ぎ構造を習得しており、作品は造形美に評価が高い - 松島 富蔵
平成20年度顕彰
デザインから製作まで一貫して行い、インテリア性に優れた作品が持ち味
挽物師
静岡市の郷土工芸品「静岡挽物」の職人で、秀士の指定を受けているのは、以下の1名です。
- 岸本 政男
平成15年度顕彰
確かな技術は国内外に認められており、後継者育成、実技指導にも尽力