平成31年度 南アルプス動植物環境調査の公表 印刷用ページ

最終更新日:
2020年8月5日
 静岡市では、中央新幹線建設事業の工事が予定されている南アルプスユネスコエコパーク区域内での希少動植物の生息、生育状況について調査しました。
 本年度調査では、13種の指標種・重要種を確認しました。本年度の新たな取組として、調査対象のうち植物については東海旅客鉄道株式会社が保全措置として移植・播種した植物(計19種)のうち8種を調査対象とし、移植・播種先の一部においてモニタリング調査を実施し、7種の生育を確認しています。
 この調査結果から、保全措置としての移植・播種は一定の効果があるものと考えられます。一方でアオキランは、本年度調査を実施した移植・播種先においては、生育を確認できなかったため、未調査の移植・播種先の生育状況を含め、引き続き保全措置の経過を調査する必要があります。
 調査地域では、その年の気象条件により動植物の生息・生育状況の変動があることや、林道崩落の交通事情により適切な時期に現地調査が実施できない場合もあるため、毎年同じように指標種・重要種の情報が得られることはありません。
 今後も継続した調査を行い、各年度の指標種・重要種等の情報を蓄積していくことで、自然環境の変化を捉えていきます。

動植物調査

 
  
(1)調査項目:植物、哺乳類、鳥類、両生類、底生動物、淡水魚類
(2)調査地点:中央新幹線建設事業に伴い改変が想定される地域及び保全措置が実施された地域
(3)調査時期:令和元年5月~9月
(4)調査結果:全体で13種の指標種・重要種が確認されました。
●結果報告書はこちら(PDFファイル)
(※)両生類の確認種数、その他の表記誤りを修正しました。
       正誤表は
こちら(PDFファイル) (R3/09/14)


【調査で確認された種】
 
 
(写真左:クロクモキリソウ、写真右:ヒトツバテンナンショウ)
  
(写真左:アオキラン、写真右:ニホンリス)
  
(写真左:ヒメホオヒゲコウモリ、写真右:オシドリ)
  
(写真左:ヒガシヒダサンショウウオ、写真右:ヤマトイワナ)

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