印刷

ページID:56751

更新日:2025年12月25日

ここから本文です。

(仮称)しずおか地域クラブ活動

地域クラブ活動への転換の背景と目的

中学校の部活動は、少子化に伴う部員数や部活動数の減少、教員の働き方改革の必要性の高まりなどから、従前と同様の体制で運営することが困難となってきています。

そのため、国は2023年度から2025年度までを「改革推進期間」、2026年度から2031年度までを「改革実行期間」と位置づけ、活動の場を「部活動」から地域の運営団体・実施主体による地域スポーツクラブ活動及び地域文化クラブ活動へ転換する方針を示しています。

静岡市においても、市立中学校の生徒数が大幅に減少しています。10年前(2015年)の16,389人に比べ、2025年は14,035人で、2,354人減少しました。

また、静岡市の将来推計人口によると、2025年から10年後の2035年には、13~15歳の市民が4,624人減少することが見込まれ、今後は、これまで以上の速さで少子化が進むことが予想されます。

この少子化による生徒数の減少や部活動への加入割合の減少に伴い、市立中学校における部活動設置数は、2020年から2025年にかけて24部減少しました。

また、最も部活動数が多い中学校が18部設置しているのに対し、最も少ない中学校では1部の設置に留まるなど、中学校間の格差も生じてきています。

そこで、静岡市では、子どもたちがこれからもスポーツ・文化芸術活動に身近に親しむことができる機会を確保するため、「中学校」における部活動に代わる新たな活動の場として、2027年9月から「(仮称)しずおか地域クラブ活動」を実施することとしました。

「(仮称)しずおか地域クラブ活動」への転換時期

静岡市は、2022年12月に「2026年度夏までに休日の活動について、2030年度までに平日・休日の活動について地域クラブ活動を全市展開する」というスケジュールを示しました。しかし、平日と休日の指導者が異なることで指導方針の違いが起き生徒が混乱することがありうることや、実施主体が異なることでケガやトラブルの発生について責任の所在が不明確になるなどの課題が明らかになりました。そこで、2025年1月、「2027年9月に平日と休日の活動を同時期に新しいクラブに転換する」という計画に変更しました。

まずは中学生を対象とした基盤を2027年9月までに確立し、将来的には世代を超えて参画できる新たなプラットフォームとなるよう発展させていきます。

なお、部活動の「(仮称)しずおか地域クラブ活動」への転換が完了するのは2027年9月ですが、転換の準備が整った部活動や新規に立ち上げるクラブについては、先行して4月から「(仮称)しずおか地域クラブ活動」として実施することを検討しています。

中学生の活動はどう変わるのか

現在、スポーツ・文化芸術活動に「チャレンジしてみたい、友達と楽しみたい」という「体験・交流志向型」や、「もっと上手くなりたい、楽しむだけだと物足りない」という「技能向上志向型」の中学生が、部活動に加入しています。一方で、「高校以降のことも考えて高いレベルで活動したい」という「競技追究志向型」の中学生は、民間のクラブや教室等に加入している場合があります。

2027年9月以降、部活動に代わって「(仮称)しずおか地域クラブ活動」が始まります。「(仮称)しずおか地域クラブ活動」には、部活動に加入していた「体験・交流志向型」と「技能向上志向型」の中学生が参加することを想定しています。部活動と同様、「(仮称)しずおか地域クラブ活動」への参加は任意です。

「競技追究志向型」の中学生は、引き続き、民間のクラブや教室等を選択していただけます。

(仮称)しずおか地域クラブ活動運営方針(案)(2025年12月)

・(仮称)しずおか地域クラブ活動運営方針(案)【概要】(PDF:276KB)

・(仮称)しずおか地域クラブ活動運営方針(案)【本文】(PDF:1,150KB)

お問い合わせ

総合政策局企画課総合教育係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館12階

電話番号:054-221-1612

ファックス番号:054-221-1295

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?