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更新日:2026年2月2日
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静岡市オフロードバイク隊「スカウト」
静岡市オフロードバイク隊「スカウト」
名称
Shizuoka City Off-road Utility Team
「静岡」「市」「オフロード」「実用」「部隊」を意味する英語の頭文字を集めて「偵察」の意味とした。
発足経緯
1995年1月の阪神・淡路大震災に際し、建物の倒壊による瓦礫の散乱等、道路網の寸断によって自動車の利用が制限された。
しかしオートバイ(特にオフロードバイク)は不整路や1m程度の狭い道路でも通行が可能であり、最も有効な交通手段となったことから災害発生時の情報収集の手段として導入が図られ同年度中に体制を整備、翌年度に発足した。
構成
静岡市職員で構成され、身分は危機管理課兼務または併任
- 2025年度の隊員数は34人(内女性3人)で構成されている
- 編成は本部と3コ小隊及び通信隊
活動
- 地震発生時
震度5強以上の地震が発生した場合は安否確認・装備確認・情報確認2次配備体制(全職員動員)であるため各種確認後、直ちに参集し、体制を整える。 - 地震以外
風水害の発生時は状況に応じ参集し、それ以外の突発的災害の発生時は災害対策本部長の指令を受け情報収集等の任務にあたる。 - 平常時
情報伝達訓練、参集訓練、操縦訓練、通信訓練(無線機操作、手旗信号)、救命講習、基本教練、各種訓練(水防演習、総合防災訓練、地域防災訓練等)への参加及び自衛隊との共同訓練や外部講師を招いて操縦訓練に特化した訓練も実施している。 - 災害派遣
東日本大震災の対応では、地震発生直後の3月15日から5月26日までの約2か月間仙台市に静岡市現地本部及びバイク隊本部を設置し、岩手県から福島県沿岸地域の津波被害状況を調査し、本部へ情報を伝達した。また、熊本地震では現地調査のほか、避難所運営の支援を行うための情報収集なども実施した。

東日本大震災の被災地にて被害状況を調査する隊員

大地震発生後、情報収集活動や支援活動を行うため仙台市へ派遣したバイク隊支援車等
装備
オフロードバイク・個人装備

- 制服、ヘルメット、バイク用ブーツ、操縦用手袋、雨衣、防寒衣、バックパック(30リットル)、紅白手旗、救急セット、懐中電灯、信号灯、通信機材、ガソリン缶詰外、タンクバッグ
- その他
ヘルメット・ブーツは周囲の音声の聞き取りやすさや徒歩での歩きやすさを考慮し、ともにトライアル競技用の物を使用している。
オフロードバイク隊で使用している車両
オートバイは、自動車専用道路の走行と運用時の走行能力を考慮し、中型自動二輪の200CCクラスを選定、3用途3車種を使用。各車に地域防災無線を搭載している。(TLMを除く)
- ヤマハセロー225WE:30台
空冷4ストローク223cc、車輌の乾燥重量106kg
特徴:林道散策を目的に設計されたオフロードバイク。バランスよく設計されているため初心者でも操作性が高い。舗装路・林道を問わずストレスなく走行可能
- ヤマハTW200:4台
空冷4ストローク196cc、車輌の乾燥重量118kg
平坦な未舗装路の走行用に設計されており、後輪の幅が極めて太い(リム幅18cm)ため砂地・ぬかるみでも走行可能。最近は街用に改造された車体の人気が高く、オフロード車としての使用が珍しい。
重量(特に後輪)が重く、TLMのように段差を乗り越えて進むような使い方が難しい。
- ホンダTLM220:6台
空冷2ストローク216cc、車輌の乾燥重量89kg
トライアル競技車の市販車。走行能力が高く、操縦者の技量によっては1m以上の段差さえ通行可能。
燃費が悪く、小型燃料タンク・低ギヤ比とあいまって走行可能距離が短い。2人乗り不可
- 日野レンジャー4tパネルトラック
車両・整備機材運搬用


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