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更新日:2024年2月15日
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静岡市オフロードバイク隊 スカウト
静岡市オフロードバイク隊「スカウト」について
1 名称について
Shizuoka City Off-road Utility Team
「静岡」「市」「オフロード」「実用」「部隊」を意味する英語の頭文字を集めて「偵察」の意味とした。
2 発足経緯
平成7年1月の阪神・淡路大震災に際し、建物の倒壊による瓦礫の散乱等、道路網の寸断によって自動車の利用が制限された。
しかしオートバイ(特にオフロードバイク)は不整路や1m程度の狭い道路でも通行が可能であり、最も有効な交通手段となったことから災害発生時の情報収集の手段として導入が図られ平成7年度中に体制を整備、平成8年度に発足した。
3 構成
静岡市職員で構成され、身分は危機管理課兼務または併任。
令和2年度の隊員数は37人(内女性3人)で構成されている。
編成は本部と4コ小隊及び通信隊。
4 活動
- 地震発生時
震度5以上の地震が発生した場合は安否確認・装備確認・情報確認2次配備体制(全職員動員)であるため各種確認後、直ちに参集し、体制を整える。 - 地震以外
風水害の発生時は状況に応じ静岡市災害対策本部の出動要請を受ける。それ以外の突発的災害の発生時は災害対策本部長の指令を受けた時。
参集後は静岡市災害対策本部の指揮下に入り、担当支部方面の情報収集及び伝達にあたる。 - 平常時
情報伝達訓練、参集訓練、操縦訓練、通信訓練(無線機操作、手旗信号)、救命講習、基本教練、各種訓練(水防演習、総合防災訓練、地域防災訓練等)への参加及び自衛隊との共同訓練や外部講師を招いて操縦訓練に特化した訓練も実施している。 - 災害派遣
東日本大震災の対応では、地震発生直後の3月15日から5月26日までの約2か月間仙台市に静岡市現地本部及びバイク隊本部を設置し、岩手県から福島県沿岸地域の津波被害状況を調査し、本部へ情報を伝達した。また、熊本地震では現地調査のほか、避難所運営の支援を行うための情報収集なども実施した。
東日本大震災の被災地にて被害状況を調査する隊員
大地震発生後、情報収集活動や支援活動を行うため仙台市へ派遣したバイク隊支援車等