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更新日:2025年5月15日
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静岡市の有機農業推進に関する取組(静岡市有機農業実施計画・オーガニックビレッジ宣言)
気候変動や資材高騰など、農業を取り巻く環境は大きく変化しており、本市農業においても収益性等の課題から、農業従事者の減少や担い手不足が進み、耕作地が減少しています。また、国においては令和3年(2021年)に「みどりの食料システム戦略」が策定され、耕地面積に占める有機農業の割合を25%(100万ha)に拡大することが掲げられるなど、農業における環境負荷低減の必要性が高まっています。
これらを踏まえ、これまで農業者個々の取組であった有機農業を、調達、生産、加工・流通、消費の各分野一体で計画的に推進することで、軽労かつ高収益で取り組みやすい有機農業の実現を目指します。実現に向けては、中長期を見据えた計画が必要であり、有機農業の取組方針や活動内容を定めた「静岡市有機農業実施計画(PDF:1,138KB)」を策定し、令和7年3月4日にオーガニックビレッジ宣言(PDF:796KB)を実施しました。
オーガニックビレッジとは
有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組を進める市町村のことを言い、農林水産省が支援・展開に取り組んでいます。
みどりの食料システム戦略とは
国が環境に配慮した持続可能な食料システムの構築に向けて策定したもので、中長期的な観点から調達、生産、加工・流通、消費の各段階の取組とカーボンニュートラル等環境負荷低減のイノベーションを推進しています。
具体的に、2050年までに以下のような目標を掲げています。
- 国内の耕地面積に占める有機農業の割合を25%(100万ha)に拡大
- 農林水産業のCO2ゼロエミッション化
- 化学農薬の使用量(リスク換算値)50%低減
- 化学肥料使用量の30%低減