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更新日:2026年6月5日
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公園・施設予約システム導入事業に関する実施報告
静岡市では、「新しい地方経済・生活環境創生交付金」を活用し、公園・施設利用の利便性向上を目的としたシステム導入を実施しました。本事業の経費内訳、実施体制及び初年度の効果検証結果を以下の通り公表いたします。
本事業で導入したシステムについては、公園・施設予約システム申請フォーム(外部サイトへリンク)をご覧ください。
1.交付金の具体的使途(2025年度経費内訳)
本事業の総事業費8,910,000円(交付対象経費)の詳細は以下の通りです。既存のシステムを有効活用し、開発コストを抑えつつ本市独自の機能を実装しました。
システム構築・設定費
内容:42公園15枠の予約設定および必須機能の構築
金額(税込):2,915,000円
独自カスタマイズ改修費
内容:公園特有の予約ルールに合わせた機能追加・改修
金額(税込):1,991,000円
人件費・事務費
内容:操作マニュアルの整備、職員研修、プロジェクト管理
金額(税込):1,606,000円
運用テスト費
内容:システムが正常に稼働するための総合的な動作確認
金額(税込):990,000円
要件定義費
内容:システムに盛り込む機能や仕様の取りまとめ
金額(税込):484,000円
オンライン決済連携費
内容:キャッシュレス決済(クレジットカード等)の接続設定
金額(税込):330,000円
環境構築費
内容:システムを稼働させるためのサーバー環境等の構築
金額(税込):165,000円
システム使用料等
内容:2026年2月〜3月分のシステム利用料
金額(税込):429,000円
2.実施体制
- 事業主管課(緑地政策課):事業全体のマネジメント、庁内調整、進捗管理、業務フロー検討、システム調達、システム構築、システム運用、利用者対応を担当
- 伴走支援(DX推進課):デジタル技術導入に関する専門的な助言・支援を実施
- 周知広報担当(広報課):ホームページ等を活用した市民への事業周知及び情報発信
- 構築・運用担当(清水まちづくり推進課、文化政策課、歴史文化課、駿府城公園二の丸施設管理事務所、グリーンパークあさはた):システム構築、システム運用、利用者対応を担当
- システムベンダー(株式会社SBS情報システム):システムの構築・保守及び技術的なサポートを担う
- 決済代行事業者(SBペイメントサービス株式会社):オンライン決済プラットフォームの提供及び安全な決済処理の実施
3.毎年度の効果検証の結果(2025年度)
静岡市では、本事業の成果を客観的に評価するため、4つの重要業績評価指標(KPI)を設定しています。2025年度(令和7年度)の実績は以下の通りです。
システムの普及・利用状況(アウトプット指標)
本システムの浸透度を測る指標です。令和8年2月2日の運用開始から約2カ月間の実績を算定しました。
- 指標項目
KPI1:システム利用率 目標値50% 実績値27% 判定「改善中」
KPI2:オンライン決済利用割合 目標値50% 実績値45% 判定「改善中」
目標達成に至らなかった理由(KPI1,2):
- システム構築完了から運用開始(2月2日)までの期間が短く、プロモーションや広報活動の期間が十分に確保できませんでした。
- 運用の実質期間が約2カ月間と限定的であったため、サービス自体の周知が十分に行き届かなかったことが主な要因です。
- オンライン決済については、クレジットカードを利用できない企業や団体等の利用も一定数存在することが明らかになりました。
KPI1,2(普及・利用状況)に対する今後の取り組み:
- 電話窓口や対面での問い合わせを受けた際、単に予約を受けるだけでなく、職員がシステムのアカウント登録やオンライン決済の手順を直接レクチャーし、次回のデジタル利用を後押しします。
- 従来通り窓口で紙の申請を行った利用者に対し、許可書を発行・交付するタイミングで、システムの利便性や使用方法を記した案内チラシを同封し、オンライン移行を促します。
- 公園使用の相談を受けた初期段階で予約システムを案内し、手続きの入り口からデジタル化を意識付けることで、目標値の達成を図ります。
利用者満足度(アウトカム指標)
実際にサービスを利用された皆様からの評価です。5段階評価の平均値を算出しました。
- 指標項目
KPI3:予約システム利用者満足度 目標値2.50ポイント 実績値3.05ポイント 判定「達成」
KPI4:オンライン決済利用者満足度 目標値2.50ポイント 実績値4.50ポイント 判定「達成」
取り組み内容や工夫(KPI3):
- これまで市民の皆様から寄せられていた「空き状況が見えるようにしてほしい」「申請窓口が分散していて混乱する」等の改善要望を詳細に分析し、システム機能へ直接反映させました。
- 過去の紙申請で頻発していた記入ミスや漏れを事前に防ぐため、入力チェック機能や分かりやすい操作ガイドをシステム内に組み込みました。
取り組み内容や工夫(KPI4):
- 従来の申請手続きでは納付書払いの選択肢しかなく、支払ができる時間も限られていましたが、本予約システムではクレジットカード払いも選択肢として追加することで24時間支払を可能にし、利用者の時間的制約を解消しました。
KPI3,4(利用者満足度)に対する今後の取り組み:
- 令和9年2月の1か月間、システム登録ユーザー全員に一斉メールを配信する大規模アンケートを実施します。これにより、初年度に偏りがあった利用者層(団体中心)を超えて、個人利用者を含む幅広い生の声を収集し、精緻な事業評価を行います。
- アンケートで寄せられた具体的な意見を基に、緊急度・重要度に合わせてベンダー(SBS情報システム)と連携して改良します。
- 現在公開している操作マニュアルについて、利用者の「つまずきやすいポイント」に合わせて図解の追加や表現の見直しを随時行い、より直感的に操作できる環境を整えます。
- 軽微な案件は施設担当者が直接ベンダーとやり取りし、全体に関わる重要案件は緑地政策課が集約する体制を徹底することで、迅速にシステムの改良(スピーディーな改良サイクル)を継続します。