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更新日:2026年2月26日
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お肉の生食は危険です!よく加熱して食べましょう!
生・半生・加熱不足の鶏肉料理(鶏刺しや鶏タタキなど)による食中毒が増えています。
鶏肉以外のお肉についても中心部まで十分に加熱して食べるようにしましょう。
特に牛レバーや豚肉の全ての部位は生食が禁止されており、牛肉についても牛刺し、タルタルステーキ、ユッケ及び牛タタキなどは法律で提供が規制されています。
近年人気が高まっているシカやイノシシなどのジビエ(野生鳥獣)料理も十分に加熱して食べるようにしてください。
カンピロバクター
生の鶏肉にはカンピロバクターやサルモネラ属菌など様々な食中毒原因菌が付着しています。これらの菌は中心部まで十分に加熱しないと死滅しません。
また、「新鮮だから安全」ということはありません。新鮮な鶏肉ほどカンピロバクター食中毒になる危険性が高いことが知られています。
鶏肉は、見た目や鮮度に関わらず、必ず中心部までしっかり加熱してから食べましょう。
腸管出血性大腸菌
腸管出血性大腸菌は牛などの家畜の腸内に生息する細菌です。
家畜の糞便などに汚染された牛肉やその他の食品、井戸水等を介して人に感染します。
この細菌に感染すると、2~7日程度の潜伏期間の後、発熱や激しい腹痛、水溶性下痢、血便、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。少量の摂取でも感染し、重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症等を併発し、死に至ることもある恐ろしい細菌です。
抵抗力の弱い子どもや妊婦、高齢者は重い症状になりやすいため、特に注意が必要です。
食中毒は恐ろしい!腸管出血性大腸菌(たべしず動画)(外部サイトへリンク)
予防のために
- 腸管出血性大腸菌は熱に弱いため、お肉はしっかり加熱して食べましょう。加熱の目安は、中心部が75℃で1分以上です。例えば、ハンバーグの場合は、竹串を刺してみて肉汁が透明になり、割った時に内部の色が赤くないことを確認してください。
- 子ども、妊婦、高齢者でなくても、体調がすぐれない時などは生肉やお肉を生焼けで食べるメニューは避けて下さい。
- 焼肉やバーベキューの時も、お肉を十分加熱するとともに、生のお肉と焼きあがったお肉でトングや菜箸などを使い分けましょう。
- 腸管出血性大腸菌は、感染しても症状が出ない場合(健康保菌者)があります。健康保菌者が食品を汚染して食中毒の原因となることもありますので、調理前の手洗いを徹底してください。また、帰宅時にも忘れずに手洗いをしましょう。
詳しくは腸管出血性大腸菌による食中毒(外部サイトへリンク)をご確認ください。
E型肝炎ウイルス
平成30年2月1日に、輸血用血液製剤からE型肝炎ウイルスに感染した患者が、複合的な要因で劇症肝炎となり死亡した事例が公表されました。輸血された血液製剤の供血者は生のシカ肉を食べていたとの情報があります。
E型肝炎ウイルスに感染すると急性肝炎(倦怠感、発熱、黄疸等)を引き起こします。
感染しても症状が出ないことも多く、劇症化(高度の肝機能不全と意識障害)することは稀ですが、妊婦が感染し発症した場合は劇症化する率が高いとも言われます。劇症肝炎により死亡することもあります。
主な感染経路は経口感染(飲食により体内に侵入)で、潜伏期間(症状が出るまで)は2~9週間です。豚やシカ、イノシシなどはE型肝炎ウイルスを保有していることがあります。
生や不十分な加熱でこの肉を食べることにより人が感染します。
予防のために
- 豚肉は、レバーなど内臓も含めて生食が禁止されています。これは、E型肝炎ウイルスだけでなく、サルモネラなどの細菌や寄生虫による食中毒の危険があるからです。必ず、中心部まで十分に加熱して食べましょう。
- 法的規制には至りませんが、シカ肉やイノシシ肉からもE型肝炎ウイルスが検出されています。
ジビエとして人気と注目の高まる食材ですが、病原微生物による汚染実態は明らかではありません。細菌や寄生虫に汚染されている可能性もあります。
必ず、中心部まで十分に加熱して食べましょう。 - ウイルスを死滅させる方法は十分な加熱のみです。
ウイルスは冷凍しても死にません。「冷凍したから大丈夫」ではありません。生食は絶対にやめてください。
飲食店のみなさまへ
中心部までの十分な加熱とは、「中心部の温度が75℃以上で1分間以上、またはこれと同等以上の効力を有する方法で加熱すること」です。
改めて、調理方法やメニューの確認をお願いします。
詳しくは(厚生労働省HP)お肉はよく焼いて食べよう(外部サイトへリンク)、(厚生労働省HP)ジビエ(野生鳥獣の肉)(外部サイトへリンク)をご確認ください。


