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更新日:2024年2月15日
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腸管出血性大腸菌による食中毒に気を付けましょう!
平成29年8月から関東地方を中心に腸管出血性大腸菌O157を原因とした食中毒が多発しています。
腸管出血性大腸菌とは?
腸管出血性大腸菌は牛などの家畜の腸内に生息する細菌です。家畜の糞便などに汚染された牛肉やその他の食品、井戸水等を介して人に感染します。この細菌に感染すると、2~7日程度で発熱や激しい腹痛、水溶性の下痢、血便、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。少量の摂取でも感染し、重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症等を併発し、死に至ることもある恐ろしい細菌です。抵抗力の弱い子どもや妊婦、高齢者は重い症状になりやすいため特に注意が必要です。
予防のために
- 腸管出血性大腸菌は熱に弱いため、お肉はしっかり加熱して食べましょう。お肉の中心部が75℃で1分以上になるまで加熱することが目安となっています。例えば、ハンバーグであれば、竹串を刺してみて肉汁が透明になり、割った時に内部の色が赤色でなければ加熱は十分です。
- 子ども、妊婦、高齢者でなくても、体調がすぐれない時などは生肉やお肉を生焼けで食べるメニューは避けて下さい。
- 焼肉やバーベキューの時も、お肉を十分加熱するとともに生のお肉と焼きあがったお肉でトングや菜箸などを使い分けましょう。
- 腸管出血性大腸菌は、感染しても症状が出ない場合があり(健康保菌者)、健康保菌者が食品を汚染して食中毒の原因となることもありますので、調理前の手洗いを徹底してください。また、帰宅時にも忘れずに手洗いをしましょう。
詳しくは下記のリンクをご確認ください。
腸管出血性大腸菌による食中毒(外部サイトへリンク)