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更新日:2024年2月28日
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静岡型地域包括ケアシステムとは(1)
地域包括ケアシステムとは
地域包括ケアシステムとは、高齢者の方が重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしく、人生の最期までずっと暮らせるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援の5つのサービスが一体的に切れ目なく提供される仕組です。
静岡型地域包括ケアシステムとは
静岡型地域包括ケアシステムとは、住み慣れた自宅でずっと、人生の最期まで自分らしく暮らせるよう、静岡市の特徴である地域の「つながる力」と、健康寿命が長い「元気な高齢者」の活躍により、(1)医療・介護の専門職の連携による支援の輪と、(2)地域の市民の連携による支援の輪を構築し、この二つの支援の輪が連携して、本人・家族を支援する仕組です。
静岡市では、この「静岡型地域包括ケアシステム」の構築(「自宅でずっとプロジェクト」)を推進しています。
さらに、健康寿命の延伸のために、市民生活に密着した幅広い施策を連携させ、「健康長寿のまちづくり」を推進しています。
在宅医療・介護連携の推進
本市では、今後、医療ニーズと介護ニーズを併せ持つ高齢者の増加が見込まれることから、高齢者が住み慣れた地域において暮らし続けることができるよう、在宅医療と介護の連携を推進するため、次の取組をしています。
- 静岡市在宅医療・介護連携協議会
医療、介護等の関係者による静岡市在宅医療・介護連携協議会を設置し、事業の検討、情報交換等を行っています。また、具体的な事業の実践、検証を行う企画部会、情報共有部会、啓発・研修部会、地域支援部会を設置し、継続的な検討を行っています。 - 「自宅でずっと」在宅医療・介護連携推進事業
高齢者が医療・介護が必要となっても、住み慣れた自宅でずっと人生の最期まで安心して暮らし続けることができるよう、小圏域(小学校区等)の医療・介護専門職のチームによる支援体制構築を段階的に進めています。(旧事業名:小圏域における在宅医療推進モデル事業) - 医療・介護・福祉スーパーバイザー人材配置事業
高齢者が在宅でも安心して暮らせるよう、病院や地域包括支援センター等に対して、かかりつけ医の紹介や介護サービスの手配等に関する助言や情報提供、関係機関との調整などを行うスーパーバイザーを静岡・清水の両医師会に委託して配置しています。 - 市民、専門職を対象とした研修会等の開催
市民向けの公開講座や出前講座、医療・介護・福祉等の専門職向けの研修会を実施しています。
認知症施策について
本市では、認知症の早期診断・早期対応や専門的医療のための仕組を整備するとともに、地域全体で認知症高齢者や若年性認知症の方とその家族を支える体制づくりに取り組んでいます。
- (1)認知症カフェ
本市では、認知症のご本人の居場所となり、また認知症の人を介護する家族の負担軽減を図ることを目的として、お茶を飲みながら、参加している皆さんが楽しく会話する認知症カフェを開催しています。
※詳しくは認知症カフェのページをご覧ください。 - (2)認知症高齢者見守り事業(認知症しずメール)
本市では、メール配信システムを利用し、メール受信登録者である見守り協力者に対して行方不明となった認知症高齢者の情報を発信し、地域で見守り活動を行っています。
※詳しくは認知症高齢者見守り事業のページをご覧ください。 - (3)認知症サポーター養成講座
認知症サポーターは、高齢者等が認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを進めるため、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族をあたたかく見守り、応援する人で、地域の中で大きな支えとなっています。
本市では、認知症に関心をお持ちの方が一人でも多く受講できるように、地域や職場等の団体、学校からの受講希望に対して認知症サポーター養成講座を開催するほか、個人でも受講できるよう個人参加者向けの養成講座も定期的に開催しています。
※詳しくは認知症サポーター養成講座のページをご覧ください。 - (4)認知症疾患医療センター
本市では、認知症疾患に関する鑑別診断や専門医療相談等を実施する認知症疾患医療センターを指定し、認知症についてのさまざまな相談、診察等(予約制)を行っています。- 独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター(静岡市葵区漆山886、専門医療相談窓口専用電話:054-246-4608)
- 医療法人社団リラ溝口病院(静岡市葵区長沼647、専門医療相談窓口専用電話:054-261-4165)
- 静岡市立清水病院(静岡市清水区宮加三1231、専門医療相談窓口専用電話:054-336-1230)
- (5)その他の取組についてはこちら
※上記(1)~(4)の取組を含め、本市の認知症施策を紹介します。
生活支援・介護予防の取組など
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