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更新日:2025年8月6日
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人宿町人情通りにおける「人中心の道路空間」の現場再現
静岡市では、人宿町人情通り(葵区人宿町ほか)で、人中心の道路空間を創出することを目指した実証実験を行っています。
実験は、令和7年夏季頃でいったん終了する予定でしたが、より検証を深めることと、多くの方に整備に向けた現場再現を体験していただくため、継続することとしました。
ご理解とご協力をお願いします。
お知らせ
既実験区間における実験期間延長および、実験区間の延伸について
現在実施中の実証実験につきまして、実験前と比較し、通りを走行する車両の速度低下や、通過のみの車両が減少するなど、歩行者に対し効果的な結果が得られ、人中心の道路空間「ひとにやさしいみち」の創出に有効的であることが分かりました。このような道路構造を人情通り全体で実施することにより、さらなる効果が期待されます。
このことから、今後の整備に向け、この道路構造を広く周知し、みなさまに慣れていただくとともに、沿線住民や事業者、利用者等の声を反映し、より良い空間にするため、既実験区間の実験期間延長および、実験区間の延伸をすることとしました。
ご理解とご協力をお願いします。
実施概要
目的
人宿町人情通りは、近年、沿道の建物のリノベーション等により、魅力的で特徴のある店舗が数多く出店しています。そうした中、沿線事業者からは、積極的に道路空間を活用し、官民連携で地域の賑わい創出を行いたいとの要望があるものの、歩道が狭いことに加え、通過車両の速度超過や一時停止不遵守等により、そうしたニーズに対応できていないといった課題があります。
そのため、本実証実験は、この課題解決に向けて、歩行者の利便増進を図るための路肩の活用を検討するためシケイン構造(注1)を実験的に再現することで、通過車両や速度超過、一時停止率に効果があるのかを検証するために実施します。
- (注1)車両の通行部分の線形をジグザグにしたり蛇行させたりして、運転者に左右のハンドル操作を強いることにより、車の走行速度を低減させる道路構造
期間
令和6年10月4日(金曜日)から整備開始まで(予定)
場所
人宿町人情通りの一部
実施内容
道路上にユニット式パークレットを設置することで、シケイン構造の再現(PDF:313KB)と滞留空間の創出(JPEG:2,570KB)を行います。
検証内容
本実証実験における効果検証として、以下2点を行います。
1.シケイン構造の車両への有効性を、車両分析(通過車両量や車両制動状況)により検証します。
2.シケイン構造によって生じた空間の利活用状況を、定点カメラ分析(歩行者量、パークレットの滞在者量、停車車両量など)により検証します。