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更新日:2025年9月25日

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稲葉寛之議員の質問への答弁概要

目次

第4次総合計画の見直しについて

 

清水駅東口周辺地区の土地利用検討について

質問と答弁の概要

質問:第4次総合計画の見直しについて

  • パブリックコメントにはどのような意見が多く寄せられたか。また今後どのように4次総の見直しを進めていくか。
  • 市長の目指す「共創のまちづくり」とはどのようなものか

答弁概要

7月22日から8月21日にかけて実施した4次総の見直しに関するパブリックコメントでは、4次総の見直しの方向性について、市民の皆さんから幅広く意見を募集しました。

4次総の見直しの方向性は次の3つです。

1つは現行の「政策集型」の総合計画から、市民の幸せや豊かさを実現するために何をするのかという「成果指向型」への転換です。

2つ目は人口減少という深刻な課題への対応の必要性です。

3つめは「誰もが幸せを実感し、住み続けたいと感じられるまち」の実現に向けた市政運営の方向性です。

その結果、38人から95件のご意見をいただきました。多くの意見が、今後の市の取組に対する提案や期待を寄せるものでした。

提案の具体的な内容としては、仕事や育児の両立や子育て世帯の経済的負担の軽減といった「子育て支援の充実」、あるいは市民の心を豊かにするような「文化活動の振興」、また若者の雇用や魅力ある仕事を生むような「企業誘致の推進」、あるいは市内のどこでも暮らしやすい「住環境の整備」に関する提案が多く寄せられました。

市民の皆さんが将来の静岡市のあり方について真剣に考えてくださっていることが伝わるもので、大変心強く感じました。改めて、4次総の見直しを行い、市民の皆さんが幸せや豊かさを実感できるまちづくりを進めていくことの必要性を実感しました。

今後は、いただいた意見を踏まえ、市の考え方を反映した4次総の見直し案を作成し、12月頃を目途に公表し、再度、市民の皆さんの意見を伺っていきます。あわせて、議会との意見交換や有識者の知見も取り入れながら、総合計画の見直しを進め、来年2月の市議会定例会に基本計画の見直し議案を上程し、ご審議いただきたいと考えています。

続いて、「共創のまちづくり」についてお答えいたします。人口減少や気候変動、地域経済の先行き不安など、社会課題は多様化・複雑化しており、行政だけで解決することは困難です。一方社会には、地域を良くしたいという思いと行動があります。こうした社会課題の解決には、市民・地域社会・民間企業・行政など社会全体の力による「共創」が不可欠です。その時には、議員のお話にありましたように、マインド、気持ちの持ちようが極めて重要となってきます。

「共創」によるまちづくりの主役は、行政だけでなく、社会全体、あるいは市民一人ひとりです。多様な主体が、それぞれの立場から地域を良くしたいという思いをもち、行動することが重要です。

行政はそうした社会の思いや行動力が十分に発揮されるよう、仕組みや土台を整えて下支えするとともに、結果が出るよう一緒に歩み、一緒に走ることが重要です。これによって、社会全体の力による「共創」が生まれます。

そして、市の取組と社会の力の「共創」のためには、市の取組の背景や根拠をわかりやすく示すことによって、「それなら一緒にやってみよう」という社会の共感や共鳴を得ることが重要です。

今年の5月に「市政運営の基礎情報」として、市の全ての行政分野における取組をホームページで公開しました。現在も適時更新をしていっているところです。

これは、市がなぜそのような取組を行っているのかについて、市民の皆さんに根拠をもってお示しし、共感を得ることで、「根拠と共感に基づく市政」を行うためです。

また、今回の4次総の見直しに係るパブリックコメントも、見直しに至る背景や考え方をお示しすることで、なぜ4次総を見直す必要があるのかについて市民の皆さんと共有し、ともに静岡市の明るい未来を築いていきたいという思いで実施したものです。

私が目指す「共創のまちづくり」とは、市民の皆さんとの共感を基盤に、まちづくりの一員として、まちづくりに積極的に関わっていただくとともに、市民の皆さんが市と一緒にやりたい、一緒にやれると思ってもらえることです。

このたびの4次総に関するパブリックコメントも、共創のまちづくりの1つでした。寄せられたご意見を丁寧に受け止め、今後の見直しにしっかりと反映してまいります。

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質問:清水駅東口周辺地区の土地利用検討について 

  • 中核施設や周辺施設の検討をどのように行い、地域づくりエリアの活用方針をいつまでに決定するのか

答弁概要

まず、今後土地利用検討を行う地域づくりエリア、清水製油所跡地ですが、これは富士山、駿河湾を一望できる絶景の土地で、かつJR清水駅東口目の前の交通アクセスに恵まれた、約14haの大規模用地です。

このエリアは、清水区において日の出地区のエスパルスドリームプラザが開業して以来の面的な開発の好機を迎えています。今後50年のまちづくりにおける拠点になる場所であると考えています。

静岡市としては、この用地を最大限有効活用して、周辺市街地と一体となって多くの人を引き付ける魅力あるまちづくりを行うことによって、新たな雇用や所得、魅力ある仕事を創出し、地域経済の活性化につなげる必要があると考えています。

合わせて、現在及び将来の清水区の人口規模を考慮すると、清水駅周辺に都市機能を集中させることが、住みやすく活力あるまちづくりのために必要であると考えています。

その上で、清水駅東口には、この場所に人を呼び込み、経済の活性化につながる中核となる施設が必要です。

中核施設の有力な候補の一つとしては、新スタジアムが考えられます。

仮に、新スタジアムを中核施設とした場合、想定される周辺施設には、スタジアムと相乗効果が見込まれるような、商業施設や宿泊施設のほか、公共施設や子どもたちが楽しめる施設などが挙げられます。

これらと、すでにある河岸の市という集客力のある施設、そして、清水駅西口の商業区域・商業施設とをあわせた、清水駅周辺エリアが一体となって多様なサービスを提供することで、魅力にあふれ、人が集まる場所として市民サービスとしてもよい場所になると考えています。

本議会では、地域づくりエリアにおいて何が中核施設や周辺施設としてふさわしいか検討し、それらの配置を考えるとともに、防災機能の確保についても検討する経費を、補正予算案として上程しています。

この検討には、現位置改修か清水駅東口での新築かの選択を検討している清水庁舎の在り方も影響します。清水庁舎については、令和7年度中に最終案を決定する予定です。

これらのことを考慮して、清水駅東口周辺のまちづくりについて、来年1月末までに方針を決定し、来年度以降に必要となる土地の取得や区画整理の準備に係る経費を、新年度当初予算案として上程したいと考えています。

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