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更新日:2026年3月3日

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長島強議員の質問への答弁概要

目次

市長の政治姿勢について

5次総の策定について

質問と答弁の概要

4次総の課題分析はどのようか、また、5次総の策定における成果志向型への転換による数値目標の設定はどのようか。

まず、4次総の課題分析についてですが、4次総の最大の問題は、静岡市が人口減少の加速期に入っているという現実を、直視していなかったことにあります。

静岡市独自の方法を用いて将来人口推計を行った結果、このまま有効な対策を講じなければ、2050年には総人口が49.5万人にまで減少する予測結果となりました。
これは、1990年をピークに緩やかに減少してきたこれまでの局面とは比べものにならない、厳しい人口減少を迎えてしまう恐れがあることを示しています。

人口増の時代においては、社会全体の経済力が自然に拡大するため、現状を思考の起点とし、その延長上に未来を置くフォアキャスティング思考のもと、多少の見込み違いや失敗があっても目立つことはありませんでした。
しかし、今、静岡市が直面しているのは、そうした時代とは大きく異なる、人口減少の加速期です。

この局面では、現状の延長上に未来を置いて考えるフォアキャスティング思考では、将来の人口減少の認識が甘くなりがちで、行政需要の縮小を見込んだ政策も不十分となりがちです。結果として、将来において過剰な施設が残り、それが継続的な財政的負担となります。

4次総では、人口減少が本格的に加速する局面に入っているにもかかわらず、将来どのような人口規模・人口構造になるのかという将来の時点を思考の起点とするバックキャスティング思考に立った政策形成が十分に行われていませんでした。
そのため、将来の人口減少に伴う行政需要の変化を的確に捉え、市政運営そのものの在り方を抜本的に見直す考えが十分ではなかったことが、4次総の大きな課題であったと考えています。

このように、静岡市の厳しい人口減少を直視したうえで、未来はどういう状態になるのかを思考の起点とし、そこから対応を考えるバックキャスティング思考によって、政策を根底から組み立て直す必要があると判断しました。

次に、「5次総の策定における成果志向型への転換による数値目標の設定」についてですが、4次総は、行政目線で、行政が何をするかを整理しまとめた「政策集型」の計画でした。
しかし、市政で最も重要なことは、市民目線の取組により、市民の生活がどのように良くなるのかを示すことです。

このため、5次総の策定にあたっては、現行の「政策集型」の計画から「成果志向型」の計画にするために、まず、市民にとってどのような社会の姿が望ましいかという目指すべき未来像を描き、そこから逆算して、未来像に到達するために何を行うかを決めるという、バックキャスティング型の考え方で策定をいたしました。

そのうえで、具体的な数値目標として、行政が何をするのかというアウトプットの指標ではなく、市民にどのような幸せや便益をもたらすか、あるいはもたらされるかというアウトカムを重視した指標を各施策の重要業績評価指標KPIとして設定しました。例えば「子育て支援や子育て環境の総合的な満足度」や、「観光客一人あたりの観光消費額」など、市民にとって施策の成果が分かりやすい指標を設定しています。

このように、5次総では、各施策について、市民の暮らしの変化や幸せの実感、地域経済への波及といった成果がどのように現れるのかを明確に捉えるための指標をKPIとして設定し、施策の成果を分かりやすく示す計画としています。

以上の考え方のもと、5次総を基に、適切な政策執行を行い、市民の皆さまにとって成果が実感として得られる、感じられるよう結果を出す市政運営を進めていきます。

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