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更新日:2026年4月6日
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合流式下水道の改善
概要
合流式下水道は、汚水と雨水を一緒に処理できる効率的な方式として、古くから多くの都市で採用されてきました。
しかし、大雨時には未処理の下水が河川などへ流出し、水環境への影響が課題となっていました。
このため、2002年に国の方針により改善が義務付けられ、静岡市でも2005年度から2013年度に計画的に対策を進め、計画どおり2013年度に完了しました。
下水道のしくみ
下水道には次の2つの方式があります。
- 合流式下水道とは、汚水と雨水を1本の管で処理するため、整備しやすく経済的ですが、大雨時に未処理水が放流される課題があります。
- 分流式下水道とは、汚水と雨水を別々に処理するため、水質保全に優れるが、管路が2本必要となり整備費用が増えます。
現在は環境面から分流式が主流ですが、既存の合流式の改善も重要です。
静岡市の現状
静岡市内の下水道は7つの処理区で整備しており、合流式は主に中心市街地に分布しています。全体の約1割が合流式区域となっています。
雨天時には、雨水吐から河川や海へ放流される仕組みがあります。
改善の目標
静岡市では、以下の3つを目標に改善を実施しています。
- 汚れ(BOD)の削減(分流式と同等レベル)
- 未処理下水の放流回数の削減(半減)
- ごみ・きょう雑物の流出防止
主な改善対策
静岡市では、以下の対策を組み合わせて実施しています。
- 処理場の機能向上
雨天時活性汚泥法を導入し、水質の大幅改善を実現
- 雨水吐の改良
堰のかさ上げにより未処理水の流出を抑制
- 雨水流出の抑制
浸透ます・貯留タンクの設置し、雨水を地下へ浸透・一時貯留
- ごみ対策
スクリーン設置により流出物を除去
これらにより、水質改善と浸水対策を同時に実現しています。
改善の効果
汚濁負荷量は目標以上に削減できました。
放流回数の削減(半減)を達成しました。
きょう雑物除去施設の設置により、きょう雑物の流出を防止しています。
まとめ
合流式下水道は効率的な仕組みである一方、雨天時の水質課題があります。
静岡市では、国の基準に基づき計画的に改善を進め、現在は一定の効果を達成しています。
今後も、施設の適切な維持管理により、より良い水環境の保全に取り組んでいきます。
私たちの財産である川や海をより一層きれいにして、未来に引き継ぎましょう。
そこで、みなさまにご協力をお願いします。
- 地域ぐるみでゴミや落ち葉の清掃をしましょう。
- 道路(側溝)に吸殻やゴミを捨てないでください。
- 油、味噌汁、調味料などを流しに捨てないでください。
- 生ゴミ、野菜くずなどを流しに捨てないでください。
- 洗剤の使用は適量にしましょう。
- トイレに水に溶けないものを流さないでください。