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更新日:2024年2月15日
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合流式下水道の改善
はじめに
「合流式下水道」は、汚水と雨水の処理を同時に達成でき、生活環境の改善が経済的、かつ速やかに図れることから、古くより多くの都市で採用されてきました。
しかし、近年、合流式下水道から雨天時に雨で希釈された下水の一部が、公共用水域へそのまま放流されることによって水環境に悪影響を与え、社会問題となっています。
平成14年5月、国土交通省は、「合流式下水道緊急改善事業」を創設し、合流式下水道を採用する都市は、合流式下水道の改善計画を策定することが義務付けられ、翌15年9月、下水道施行令が改正され10年以内に合流式下水道の改善を達成することとされました。
静岡市の中心市街地も合流式下水道で整備されており、同様な未処理下水の問題に対処するため、平成16年度に静岡市合流式下水道緊急改善計画を策定し、平成17年度~25年度まで対策を実施してきました。
対策については、計画どおり平成25年度に完了し、平成26年度~27年度に事業効果の検証を実施しました。
また、平成28年度には、事業の事後評価を実施しました。
なお、事後評価結果については、平成28年7月に学識経験者や環境関連NPO等の委員で構成されるアドバイザー会議に諮り、その結果を事業評価シートにまとめ、同年11月に国土交通省へ提出しました。
目次
以下をクリックすると、内容の確認ができます。
- 下水道の種類
- 合流式下水道と分流式下水道の長所と短所
- 合流式下水道に関する国の改善方針
- 静岡市における合流式下水道の状況
- 静岡市における合流式下水道の改善策
- 対策実施内容について
- 目標達成状況について
- 事後評価
おわりに
合流式下水道の改善対策により、未処理の下水が公共用水域に流出する回数が減少し、きょう雑物の流出が防止され、公共用水域の水質が向上しました。
静岡市では、今後も引続き、整備施設の適正な維持管理、継続的な水質調査を行い、公共用水域の水質保全に努めていきます。
私たちの財産である川や海をより一層きれいにして、未来に引き継ぎましょう。
そこで、市民のみなさまにご協力をお願いします。
- 地域ぐるみでゴミや落ち葉の清掃をしましょう。
- 道路(側溝)に吸殻やゴミを捨てないでください。
- 油、味噌汁、調味料などを流しに捨てないでください。
- 生ゴミ、野菜くずなどを流しに捨てないでください。
- 洗剤の使用は適量にしましょう。
- トイレに水に溶けないものを流さないでください。