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更新日:2024年10月25日
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青葉シンボルロードトライアル「アオバリビング」(車両通行止めによる歩行者空間の確保)
トライアルは令和6年10月14日(月曜日・祝日)に終了しました。現在、実施期間中に行った各種調査の結果の整理や事後アンケートを実施し、トライアルの検証を進めています。
静岡市では、静岡都心地区を人中心の空間へとシフトし居心地がよく歩きたくなるまちなかを創出していくこと目的として「アオバリビング」と題し、10月4日(金曜日)から14日(月曜日・祝日)までの間、青葉シンボルロード(葵区呉服町ほか)にて、交通規制(終日又は一部時間帯での車両通行止め)を伴うトライアルを実施します。
アオバリビングに関するトピックを発信する特別サイト『OMACHIINFO(外部サイトへリンク)』も、ぜひ、ご覧ください。
また、現在、検討・策定を進めている静岡都⼼(JR静岡駅周辺の中⼼市街地)の都市デザイン指針について、広く知っていただくとともに、皆さんと意見交換をするため、10月13日(日曜日)と14日(月曜日)に青葉シンボルロードB2街区(両替町通り)でオープンハウスを実施します。ぜひ、お立ち寄りください。
オープンハウスの詳細は、静岡都心地区都市デザイン指針の策定に向けた取組「静岡都⼼の未来を考える“おまちライフLab.(ラボ)”」のご案内をご覧ください。
実施概要
目的
静岡都心地区では歩行者通行量が減少傾向にあり、小売事業者の数も年々減少しています。これら事象は、築50年を超え機能更新をしなければならない施設が増加しているという「まちづくりの停滞」が一因として考えられます。
一方で、まちの更新は単に施設を新しいものにするのではなく、まちづくりに求められる居心地がよく歩きたくなる要素を捉えつつ、これまでの役割や想いの継承及び施設や空間の利活用も見据えて、どのように人とのつながりを生む場所や機会を提供し、魅力あるまちにしていけるかが課題です。
そのため、本トライアルは静岡都心地区の骨格を成す青葉シンボルロードを題材にし、人に優しく、人が居たくなる空間になるとまちがどう変わるのかを市民みんなで体験・共感し、また、データ検証をするために実施します。
期間
令和6年10月4日(金曜日)から令和6年10月14日(月曜日、祝日)まで
場所
青葉シンボルロードの一部(静岡市役所から南西約300m、「交通規制」を参照)
実施内容
実施期間中、以下の3点を取り組みます。
交通規制
車両交通規制の範囲は、以下の図のとおりです。
- A1街区の葵スクエア(市役所前広場)の両側道路は終日交通規制(車両通行止め)します。
- B1街区からB5街区までは時間交通規制(11時から18時までの車両通行止め)します。
- 青葉シンボルロード沿線で駐車場がある箇所は、駐車場から出入りができるよう、一方通行規制解除を実施します。
- 実施期間中は交通誘導員を配置し、安全確保を図るほか、バリケードや周知看板の設置を行います。
- 実施期間中は自転車の押し歩きをお願いします。
滞留空間の創出
交通規制にあわせ、ストリートファニチャー(ベンチや机など)を設置し、青葉シンボルロードを過ごしやすく居心地の良い空間にします。
官民連携の取組
実施期間中には、地域の方々や地元企業等の協力を得ながら楽しい空間となるよう盛り上げていきます。
静岡市では周辺店舗のみなさまにご協力をいただき、テイクアウト可能な店舗の情報を収集し、GoogleMyMapにて公開します。詳細は以下のページをご覧ください。
(GoogleMyMap)【アオバリビング】静岡都心地区テイクアウト情報(外部サイトへリンク)
検証内容
本トライアルによる影響を以下の2点から評価し、今後の青葉シンボルロードの更新やまちづくりの方針へ反映させます。
交通影響の確認
交通規制により周辺道路へどのような影響(交通量や速度等の変化)があったか、車流データを用いて検証します。
滞留状況の確認
交通規制や滞留空間の創出による来街者の活動の変化(滞在者数、時間またはアクティビティ数など)を、人流データなどを用いて検証します。
青葉シンボルロードの歴史
1940年(昭和15年)、1945年(昭和20年)2つの大火
静岡都心地区は昭和15年1月15日に発生した静岡大火、昭和20年6月19日に受けた静岡大空襲と2つの大火を経験しています。
1948年(昭和23年)延焼防止帯の整備
青葉シンボルロードはかつては道路幅が狭く、砂利道で歩道のない空間でしたが、静岡大火復興事業として、防火・防災の目的のために36m幅の延焼防止帯として整備されました。
この当時公園機能はなく道路機能のみで、中央には防火水路が設けられていました。
その後、1967年(昭和42年)にはこの水路を覆い、路上駐車場として改修されています。
(写真提供:山梨写真館)
1988~1991年(昭和63年~平成3年)シンボルロード整備事業
1988年(昭和63年)から始まった青葉シンボルロード整備事業では、静岡市の都心に位置する青葉通線を市民の憩いの場、うるおいの場として中心市街地における魅力ある都市空間の確保を図り、都市の顔となるよう常盤公園を含め整備されました。当時は街区ごとに光・イベント・安らぎ・水の4つをテーマに構成され、テーマに則したモニュメントを設け来街者を誘いました。
~2024年(令和6年)現在
再整備から30年余りが経過し、老朽化が問題になり、新しい時代を見据えた更新が求められます。
今回のトライアルでは青葉シンボルロードの日常利用が増え、本来のポテンシャルが再確認できるものと考えています。
トライアルにあわせた取組
オープンハウスの実施
静岡市では現在、静岡都心地区において統一したコンセプトに基づく公共事業・民間事業の推進等に結びつける都市デザイン指針の策定を進めています。
今年度「おまちライフLab.」と銘打ち、今まで計3回のワークショップを行い、市民のみなさまとまちでの暮らし方や過ごし方を考えてきました。
トライアルの実施期間中、今までのワークショップの成果や現在検討が進んでいる都市デザインがどういったものかを市民のみなさまと共感し、意見やアイデアを募るオープンハウスを開催します。トライアルで感じたこと、想ったこと、考えたことをこのオープンハウスで教えてください。
オープンハウスについては、静岡都心地区都市デザイン指針の策定に向けた取組「静岡都⼼の未来を考える“おまちライフLab.(ラボ)”」のご案内のページをご覧ください。
青葉通り駐輪場24時間無料開放
実施期間中、青葉通り駐輪場を24時間無料開放します。
利用条件等は、【期間限定】青葉通り駐輪場24時間無料開放のページをご覧ください。