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更新日:2025年6月23日

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静岡市内の犯罪状況

令和6年の犯罪情勢

静岡市の刑法犯認知件数は、令和6年は3,478件となり、前年より378件増加しました。平成12年をピークに減少傾向にありましたが、令和5年から増加に転じています。罪種を問わず全体的に増加していますが、特に窃盗犯、知能犯、風俗犯が増加しているほか、SNS型詐欺など新しい形態の犯罪が増加しています。

R6刑法犯認知件数

令和6年の刑法犯認知件数のうち、約64%が窃盗犯となっています。窃盗犯の中でも、自転車盗、万引き、車上ねらいなど身近なところで発生する犯罪の割合が多く、令和6年の自転車盗816件は、刑法犯認知件数の約23%を占めています。
R6罪種別刑法犯認知件数

凶悪犯:殺人、強盗、放火、不同意性交等罪など

粗暴犯:暴行、傷害、脅迫、恐喝など

窃盗犯:空き巣、自転車盗、万引き、車上ねらい、ひったくりなど

知能犯:詐欺、横領、偽造、汚職、背任など

風俗犯:賭博、わいせつなど

その他:公務執行妨害、住居侵入、逮捕・監禁、器物損壊など


R6窃盗犯手口別件数
これらの犯罪は日常生活の中で、被害に遭わないよう常に意識し、ちょっとしたことに気をつけることで、被害を防ぐことができます。皆さんも普段から防犯意識を持ち、できることから取り組みましょう。

今すぐできる、防犯対策!

自転車盗

自転車盗は誰でも被害に遭いやすく、短時間のうちに被害に遭う場合があります。

自転車盗に遭わないために

  • 自転車はきちんと管理された駐輪場に停める
  • ツーロック(二重ロック)を徹底する
  • 路上に放置せず、短時間であっても施錠する
  • 自転車の防犯登録をする

空き巣・忍込み

空き巣(留守のお宅に侵入する泥棒)や、忍込み(夜、家の方が寝ている間に侵入する泥棒)は、施錠されていない家を狙うだけでなく、窓ガラスを破壊して侵入することもあります。犯行時に出くわした場合、強盗や殺人などの凶悪な犯罪に発展する可能性がある危険な犯罪です。

空き巣・忍込み被害に遭わないために

  • カメラ付きインターホン、センサー付きライトなどを設置する
  • 出かける時は短時間でも必ず施錠する
  • 玄関やベランダの窓に補助錠を取り付ける
  • 高い塀は格子にするなど、周囲からの見通しをよくする
  • 家屋の周囲に足場になりそうなものを置かない
  • 家の周りに見慣れない人がいれば、あいさつなど積極的に声をかける

車上ねらい

自宅や外出先の駐車場などで、車の中から現金や貴重品、カーナビなどが盗まれることがあります。犯人は、車内に荷物を置いている車や鍵のかかっていない車を狙います。また、鍵をかけていてもガラスを破壊されわずかな時間に被害にあうケースが多いです。

車上ねらいに遭わないために

  • 車内には現金・貴重品など物を置かないようにする
  • 短時間でも必ずドアをロックし、窓を完全に閉める
  • センサー式警報装置など盗難防止装置を活用する
  • 明るい場所、人目に付く場所に駐車する

特殊詐欺、SNS型詐欺にご注意ください

特殊詐欺

令和6年の静岡市内における特殊詐欺被害は、発生件数102件、被害額約3億4,980万円となっており、令和5年に比べ被害件数、被害額ともに大幅に増加しています。

令和4年~令和6年の静岡市内の特殊詐欺被害状況
  令和6年 令和5年 令和4年
発生件数 102件 86件 106件
被害額 約3億4,980万円 約1億7,200万円 約2億4,956万円

静岡市内でも、このような特殊詐欺被害が発生しています。

  • 警察官や金融機関職員を名乗る者が自宅を訪れ、(または電話で)
    キャッシュカードなどをだまし取り、現金が引き出された。
  • 市役所職員を名乗る者から
    「医療費の還付金があります。」
    「今日中にATMで手続きを済ませて下さい。」

    などと言葉たくみにATMに誘導し、相手が指定した口座へ送金させられた。
  • 息子や孫を名乗る者から
    「会社のお金を紛失した。取引先に払うお金を用意してほしい」
    などと電話があり、自宅に来た知人を名乗る者に現金を手渡した。

SNS型詐欺

近年、SNSを悪用した詐欺被害が全国的に増加しており、静岡市でも被害が確認されています。

SNS型詐欺は、主に下記の2種類があります。

1.SNS型投資詐欺:著名な経済評論家などを装い、「必ず儲かる」「あなただけ」などと投資を勧誘。

2.SNS型ロマンス詐欺:外国人や海外居住者を名乗りマッチングアプリで接近し、好意親近感を感じさせ、将来の結婚資金や会うための旅費のためなどとして投資を勧誘。

どちらもトークアプリで個別に連絡を取り始めると、投資話を持ちかけ、口座に入金させて騙し取る手口となっています。

SNS型詐欺の被害状況や手口などについて、詳しくは警察庁のホームページをご覧ください(外部サイトへリンク)

~お金にからむ電話、SNS上のメッセージはまず疑い、すぐ確認、すぐ相談~

不審な電話やメッセージあった場合は、すぐにお近くの警察署に相談しましょう。

  • 静岡中央警察署054-250-0110
  • 静岡南警察署054-288-0110
  • 清水警察署054-366-0110

~通話録音装置の無料お試しをご利用ください~
詐欺電話やしつこい勧誘電話をによる被害を防ぐためには、「通話録音装置」や「着信拒否装置」の利用が効果的です。
静岡市では、65歳以上の方がいる世帯向けに、通話録音装置の貸出を行っています。ご利用ください。

詳細は消費者被害防止に通話録音装置をご活用くださいのページから

子どもの安全について

子どもに対する不審者からの声かけやつきまといは後を絶たず、静岡市内の不審者事案発生状況は増加傾向にあります。

「不審者事案」とは、地域の皆さんや学校などから警察に届出のあった、子ども(18才以下)に対する「声かけ」「つきまとい」などであって、事件には至るものも、至らないものも含まれた、不審者の出没事案などを言います。

したがって、行為者に悪意がなくても、子どもや子どもから話を聞いた人の受け止め方により情報として掲載される場合がありますので、活用には十分注意してください。

不審者事案

用語の定義

  • 声かけ:不審者が声をかけて誘ったり、話しかけてくるなどの行為
  • つきまとい:背後からつけてきたり、追いかけてくるなどの行為
  • わいせつ行為:性器の露出や痴漢などの行為
  • 写真撮影:カメラや携帯電話などで写真を撮る行為
  • 脅迫・暴行:突き飛ばす、いきなり殴りつける、物を投げつけるなどの行為

近年では、全国的にも子どもが被害に遭う痛ましい犯罪が立て続けに発生するなど、小さいお子様をお持ちのご家庭や地域の皆様は、子どもの安全について不安を抱かれていることと思います。

子どもが犯罪に遭わないようにするためには、市民一人ひとりが犯罪から身を守るための防犯知識を身につけるとともに、防犯環境の整備や地域全体での見守り活動を行うことが大切です。

静岡市では、子どもの安全対策の一環として「ながら見守り」活動(しずおか防犯パトロール)を推進しています。

地域防犯活動の担い手が高齢化に伴い減少する中、日常生活の中で「○○しながら」、防犯の視点を持って見守りを行うもので、どなたでも気軽に防犯活動に参加することができる取り組みです。

地域一体となって、子どもの安全・安心を守りましょう。

静岡市内の犯罪概況

静岡市を管轄する静岡中央警察署、静岡南警察署、清水警察署管内の犯罪概要をまとめたものです。

市民一人ひとりが犯罪に遭わない、起こさせないよう防犯意識を高め、安全・安心なまちをつくりましょう。

(資料提供:静岡中央防犯協会・静岡南防犯協会・清水防犯協会『静岡市内の犯罪概況』より一部抜粋)

お問い合わせ

市民局生活安全安心課防犯・交通安全係

葵区追手町5-1 静岡庁舎新館1階

電話番号:054-221-1058

ファックス番号:054-221-1291

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