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更新日:2024年6月18日
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小児用肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は、健康な乳幼児の鼻や喉にも良く見られる常在菌ですが、時として髄膜炎、菌血症などの重篤な侵襲性感染症を引き起こします。特に肺炎球菌性髄膜炎は、命に関わる可能性もある恐ろしい病気ですので、ワクチンで予防することがとても重要です。
小児の肺炎球菌による侵襲性感染症は、2歳未満の児で特にリスクが高いとされています。
小児用肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による侵襲性感染症を予防するためのワクチンです。標準的な接種時期である生後2か月を迎えたら、早目に接種を開始しましょう。
<侵襲性感染症とは>
本来、無菌状態であるはずの血液や髄液の中に、何らかの原因で細菌が入り込んで起こる感染症のことで、その症状は一般的に重くなる傾向があります。
対象年齢
生後2か月から5歳に至るまで
標準的な接種期間
- 初回接種:生後2か月から7か月に至るまで
- 追加接種:1歳から1歳3か月に至るまで
接種回数と接種スケジュール
小児用肺炎球菌ワクチンの標準的な接種回数は初回接種3回と追加接種1回の合わせて4回ですが、接種開始月齢や、2回目以降の接種時期によっても接種回数が変わることがあります。詳しくは次の表をご覧ください。
標準的な例
初回接種 (3回) |
27日以上の間隔を空けて、2歳の誕生日の前日までに3回接種 ※2回目の接種が1歳の誕生日を過ぎた場合、3回目の接種は行わず、追加接種のみを行います。 ※2回目の接種が1歳の誕生日以前であっても、3回目の接種を行う前に2歳の誕生日を迎えた場合は、3回目の接種は行わず、追加接種のみを行います。 |
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追加接種
(1回) |
1歳の誕生日以降、初回接種終了後60日以上の間隔を空けて1回接種 |
その他の例
初回接種 (2回) |
27日以上の間隔を空けて、2歳の誕生日の前日までに2回接種 ※2回目の接種を行う前に2歳の誕生日を迎えた場合は、2回目の接種は行わず、追加接種のみを行います。 |
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追加接種 (1回) |
1歳の誕生日以降、初回接種終了後60日以上の間隔を空けて1回接種 |
- 接種開始:1歳以上2歳に至るまで
60日以上の間隔をあけて2回接種 - 接種開始:2歳以上5歳に至るまで
1回接種
お知らせ
静岡市が実施した【ヒトパピローマウイルスワクチン・ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン】を平成25年3月31日までに受けた方へ