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更新日:2025年7月14日

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帯状疱疹ワクチン接種

帯状疱疹ワクチンとは

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスが原因で起こる皮膚の病気で、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多く集まって帯状に生じるものです。
感染の初期段階では、皮膚の痛みや違和感、かゆみが現れ、続けて皮膚症状が現れるとピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れない激しい痛みとなる場合もあります。
帯状疱疹の発症は、加齢やストレス、過労などによる免疫力の低下が原因と考えられており、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。また、発症した方の約2割に帯状疱疹後神経痛(PHN)が現れるといわれています。

帯状疱疹ワクチンの詳細

(1)種類

帯状疱疹ワクチンには、2種類のワクチンがあります。

区分 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) 不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
接種方法 皮下に接種

筋肉内に接種

接種回数 1回目 2回
接種間隔 通常2か月以上7か月未満※

(※)不活化ワクチンの接種間隔については、病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

(2)ワクチンの効果

各ワクチンの接種後に次のような効果が報告されています。※

区分 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) 不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
接種後1年 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年 7割程度の予防効果

(※)合併症の1つである帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年において、生ワクチンは6割程度、不活化ワクチンは9割以上と報告されています。

(3)副反応

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチン接種後には、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎がみられることがあります。不活化ワクチン接種後には、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

接種後に気になる症状がある場合には、接種した医療機関へご相談ください。

(厚生労働省説明資料より引用)

主な副反応の発現割合 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) 不活化ワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
70%以上 疼痛※
30%以上 発赤※ 発赤※ 筋肉痛 疲労
10%以上 そう痒感※ 熱感※ 腫脹※ 疼痛※ 硬結※ 頭痛 腫脹※ 悪寒 発熱 胃腸症状
1%以上 発疹 倦怠感 そう痒感※ 倦怠感 その他の疼痛

(※)ワクチンを接種した部位の症状

帯状疱疹ワクチン接種啓発動画

帯状疱疹ワクチン定期接種制度

令和7(2025)年4月から、65歳以上の一部の方を対象に、定期接種がはじまりました。

対象になる方には、3月下旬に接種券をお送りしています。

接種券は1年間有効ですので、ワクチン接種を希望する方はご利用ください。

概要

(1)対象期間

令和7年度(令和7年4月1日から令和8年3月31日)

(2)対象者

次の1.から3.のいずれかに該当する方が、定期接種の対象者となります。

ただし、「(3)対象者から除かれる方」に該当する場合には、定期接種をご利用いただくことはできませんので、ご注意ください。

  1. 令和7年度中に65歳になる方
  2. 令和7年度中に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方(5年間の経過措置)令和7年度に限り101歳以上の方は全員対象
  3. 60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

上記1.2.に該当する対象者の方には、令和7年3月下旬に「定期接種券」を発送済みです。ただし、市の助成制度をご利用いただき帯状疱疹ワクチンの接種を完了している方には、「定期接種券」を発送していませんのでご注意ください。

上記3.に該当する方は、感染症対策課予防接種係(054-249-3152もしくは054-249-3173)にお問合せください。

<対象者一覧>

令和7年度帯状疱疹ワクチン定期接種対象者一覧
年度年齢 生年月日
65歳 昭和35年(1960年)4月2日~昭和36年(1961年)4月1日
70歳 昭和30年(1955年)4月2日~昭和31年(1956年)4月1日
75歳 昭和25年(1950年)4月2日~昭和26年(1951年)4月1日
80歳 昭和20年(1945年)4月2日~昭和21年(1946年)4月1日
85歳 昭和15年(1940年)4月2日~昭和16年(1941年)4月1日
90歳 昭和10年(1935年)4月2日~昭和11年(1936年)4月1日
95歳 昭和5年(1930年)4月2日~昭和6年(1931年)4月1日
100歳以上 大正15年(1926年)4月1日以前に生まれた方

(3)対象者から除かれる方

定期接種対象者のうち、次の1.2.のいずれかに該当する方は、定期接種制度をご利用できませんのでご注意ください。

  1. 令和6年10月から実施している帯状疱疹ワクチン接種費用助成制度を既に利用し、接種を完了された方
  2. 上記1.以外で過去に帯状疱疹ワクチン、不活化ワクチンのいずれかを接種完了された方

ただし、医師が接種を必要と判断した場合には、定期接種の対象となりますので、医師にご相談ください。

(4)対象ワクチンと必要な接種回数

次の2種類のうち、いずれか一方のワクチンを接種できます。

また、ワクチンの種類によって必要な接種回数が異なります。

なお、生ワクチンと不活化ワクチンを交互接種することはできません。

1.生ワクチン:1回

2.不活化ワクチン:2回

(5)接種費用等

  • 生ワクチン(1回あたり):5,040円
  • 不活化ワクチン(1回あたり):8,240円※

不活化ワクチンは2回接種が必要なため、接種費の合計は16,480円です。

次のいずれかに該当する方は、必要書類を持参していただくことで、接種費用が無料になります。

  • 生活保護受給世帯の方:受給者証など証明できるもの
  • 市民税非課税世帯の方(世帯全員が非課税):次のいずれかのもの
    ア)介護保険料納入通知書、介護保険料特別徴収開始通知書(保険料段階区分が第1~3段階であるもの)
    イ)世帯で一番収入が多い方の課税証明書
  • 中国残留法人支援法による支援給付を受給している世帯の方:本人確認証

(6)実施医療機関

帯状疱疹ワクチン接種費用助成制度

静岡市では、帯状疱疹発症率の低減や重症化の予防を図り、市民の生活の質の向上や健康寿命の延伸、医療費の抑制、不安の解消等につなげることを目的として、帯状疱疹ワクチンの接種費用の一部助成を、令和6(2024)年10月1日から実施しています。

令和7(2025)年度の制度概要

(1)対象期間

令和7年度(令和7年4月1日から令和8年3月31日)

(2)対象者

静岡市に住民票がある50歳以上の方

接種費用助成制度の対象者から除かれる方
  • 定期接種の対象者
  • 生ワクチンまたは不活化ワクチンをすでに接種完了した方

(3)対象ワクチン

不活化ワクチン

(4)助成額及び助成回数

不活化ワクチン(接種1回あたり):1万円

  • 自己負担額は、接種費用から助成額1万円を引いた額となります。
    接種費用は、医療機関により異なります。
  • 助成回数は、生涯2回までとなります。

(5)ワクチン接種の流れ

手順1:事前申込

医療機関にワクチン接種を予約する前に、事前申込してください。
静岡市帯状疱疹ワクチン接種費用助成金申請フォーム(外部サイトへリンク)から申込いただくか、帯状疱疹ワクチン接種費用助成金交付申請書(A4サイズ)(PDF:511KB)を、提出(郵送・持参)してください。

郵送・持参先

〒420-0846静岡市葵区城東町24番1号
静岡市保健所感染症対策課予防接種係

手順2:「静岡市の確認印」を押した申請書の返送・お渡し

市で、事前申込を受け付け内容を確認した後、「『静岡市の確認印』を押した申請書」を返送します。確認印を押されていない申請書は利用できませんので、必ず接種を行う前に申請手続きを行ってください。
事前申込を受け付けた後、約1週間から2週間で、申込時に記入いただく送付先にお送りします。

なお、申請書持参の場合は、その場でお渡しします。

また、窓口で受け付ける際、本人確認書類を確認させていただきます。

手順3:医療機関へ予約・ワクチン接種

「『静岡市の確認印』を押した申請書」が届いた後、医療機関を予約し、ワクチン接種を受けてください。
接種日当日、「『静岡市の確認印』を押した申請書」を医療機関へお渡しいただくとともに、助成金額1万円を除いた費用をお支払いください。

(6)案内チラシ(申請書)

帯状疱疹ワクチン接種の助成制度の案内チラシ(A3サイズ)(PDF:1,640KB)は、次の施設にも配架しています。

  • 静岡市保健所
  • 各保健福祉センター
  • 葵区役所、駿河区役所、清水区役所、老人福祉センター、生涯学習センター、生涯学習交流館、地域包括支援センター、勤労者福祉センターなど

(7)実施医療機関

実施医療機関一覧のページの「帯状疱疹ワクチン予防接種(助成制度)実施医療機関一覧」で、ご確認ください。

(8)医療機関向け

よくあるご質問

帯状疱疹の定期接種と助成制度に関するご質問をQ&Aにまとめましたのでご覧ください。

よくあるご質問(PDF:222KB)

お問い合わせ

保健福祉長寿局保健衛生医療部保健所感染症対策課予防接種係

葵区城東町24-1 城東保健福祉エリア 保健所棟2階

電話番号: 054-249-3152,054-249-3173

ファックス番号:054-249-3153

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