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更新日:2026年1月22日
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ヒブワクチン予防接種
「ヒブ」と「ヒブワクチン」
ヒブとは、「ヘモフィルスインフルエンザ菌b型」と呼ばれる細菌のことで、健康な人の鼻や喉にも良く見られる常在菌ですが、時として中耳炎や副鼻腔炎、気管支炎などの感染症の原因となるほか、まれに髄膜炎や肺炎などの重篤な侵襲性感染症を引き起こします。
ヒブによる感染症は、5歳までの乳幼児に起こることがほとんどで、特にお母さんからもらった免疫が無くなってくる生後4か月以降の乳児に多く見られます。
ヒブワクチンは、ヒブによる感染症、特に侵襲性の感染症を予防するためのワクチンです。前述のとおり、生後4か月以降になるとヒブ感染症のリスクが高まりますので、標準的な接種時期である生後2か月を迎えたら、早目に接種を開始しましょう。
侵襲性感染症
本来、無菌状態であるはずの血液や髄液の中に、何らかの原因で細菌が入り込んで起こる感染症のことで、その症状は一般的に重くなる傾向があります。
「ヒブ」と季節性インフルエンザ
「ヒブ」は前述のとおり「ヘモフィルスインフルエンザ菌b型」のことです。名前に「インフルエンザ」という言葉が入っていますが、冬になると流行する季節性インフルエンザの原因菌ではありません。季節性インフルエンザの原因は、「インフルエンザウィルス」です。
かつて、インフルエンザウィルスが発見される以前の時代、インフルエンザにかかった人からとある細菌が発見されました。当時「この細菌がインフルエンザの原因なのではないか」と考えられ、「インフルエンザ菌」と名づけられました。
結局、このとき発見されたインフルエンザ菌はインフルエンザの原因ではないことが後にわかりましたが、その名前だけは今も残っています。
インフルエンザ菌にはいくつかの種類がありますが、侵襲性感染症の原因となるのはb型、つまりヒブがほとんどです。
ヒブワクチンの接種方法
令和6年度以降には接種を開始した方は、原則五種混合ワクチン(ヒブワクチンの成分を含む五種類を混合したワクチン)を使用し接種を行います。
詳しくは、五種混合ワクチンのページをご覧ください。
五種混合ワクチンに含まれる他のワクチンは接種済みで、ヒブワクチンのみ未接種の方は、以下の情報を御参照ください。
対象年齢
生後2か月から5歳に至るまで(ヒブ単独で接種する場合)
標準的な接種期間
- 初回接種:生後2か月から7か月に至るまで
- 追加接種:初回接種終了後7か月~13か月
接種回数と接種スケジュール
ヒブワクチンの標準的な接種回数は初回接種3回と追加接種1回の合わせて4回ですが、接種開始月齢や、2回目以降の接種時期によっても接種回数が変わることがあります。詳しくは次の表をご覧ください。
標準的な例
接種開始が、生後2か月から生後7か月に至るまで
初回接種(3回)
- 27日以上の間隔を空けて、1歳の誕生日の前日までに3回接種(標準的な間隔は27日~56日)
- ただし、2回目の接種の前に1歳の誕生日を迎えた場合は、残った2回目、3回目は行わず、追加接種のみを行います。この場合の追加接種は、初回接種の最後の接種から27日以上の間隔を空けて1回接種します。
- また、3回目の接種の前に1歳の誕生日を迎えた場合は、残った3回目は行わず、追加接種のみを行います。この場合の追加接種は、初回接種の最後の接種から27日以上の間隔を空けて1回接種します。
追加接種(1回)
初回接種終了後7か月以上の間隔を空けて1回接種(標準的な間隔は初回接種終了後7か月~13か月)
その他の例
接種開始:生後7か月から1歳に至るまで
初回接種(2回)
- 27日以上の間隔を空けて、1歳の誕生日の前日までに2回接種(標準的な間隔は27日~56日)
- ただし、2回目の接種の前に1歳の誕生日を迎えた場合は、残った2回目は行わず、追加接種のみを行います。この場合の追加接種は、1回目の接種から27日以上の間隔を空けて1回接種します。
追加接種(1回)
初回接種終了後7か月以上の間隔を空けて1回接種(標準的な間隔は初回接種終了後7か月~13か月)
接種開始:1歳から5歳に至るまで
1回接種