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更新日:2025年12月1日

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鈴木明美議員の質問への答弁概要

質問と答弁の概要

職員配置について

  • 全庁的に業務量が多く職員の増員が必要であると考えるが、職員の適正配置に当たっての基本的な考え方はどのようか。

答弁概要

私は、市政運営の土台は、人と組織であると考えています。
人的資源は有限であり、組織力が人を活かします。人をどのように効率的、効果的に配置し、よい結果につなげていく組織とするかが重要です。
昨今の行政課題は、ますます複雑化・多様化しており、その中で、職員と組織が結果を出し、社会に貢献していかなければなりません。
もちろん、その際には、やりがいがあり、仕事をしやすい職場で、職員自身が心身ともに充実していることが前提です。

職員の適正配置に当たっての基本的な考えですが、業務量に応じて職員を配置するということは当然です。
しかし、その配置された職員による業務が、適正かつ効率的に行われるのが大前提です。

業務量に応じて適正配置をしても、その人がうまく結果を出せる組織でなければ、真の適正配置とは言えません。
旧態依然の仕事の仕方をしているがために、人手が不足している組織に、人を配置してはいけません。仕事のやり方そのものの改革が必要です。

例えば、デジタル化せず、人海戦術でやっている組織に増員してはいけません。静岡市では、業務改善の取組として「一係一改善」をしていましたが、以前、最優秀賞をとった人の言葉を今でもよく覚えています。
「産休明けで職場に配置されましたが、毎日深夜まで残業です。それは手書きのデータを電子化する仕事でした。上司にDX化を進言しましたが、取り合ってもらえませんでした。そこで、私がデジタル化の新しいシステムを作りました。」恐らく、30歳以下の職員だったのではないかと記憶しています。
また、山田DX政策監は、市のDX化のリーダーですが、いつも「DX化の前に、DX化する業務プロセスの改善が必要。改善したものをDX化する。」と言っています。

この2年半、非効率な仕事のやり方の見直しを徹底的に進め、業務が適正かつ効率的に行われるよう取り組んできました。
そして、それによって生み出された人員を行政課題の解決や重要政策の推進に当たっての人員に再配分するなど、限りある人的資源を有効活用してきました。

このように、「業務量が多いから増員」ではなく、まずは既存取組の見直しを徹底的に行い、仕事の無駄を省き、業務が適正かつ効率的に行えるようにした上で、これにより生み出された人員を新たに行政課題への対応に再配分していく。その上で、必要に応じて増員もしながら、必要なところに必要な人員をしっかり確保していく。さらに、職員配置に当たっては、個々の職員が能力を最大限発揮し結果を出せるよう、技術力も高めながら、適材適所の配置をしていく。
これが職員の適正配置に関する基本的な考え方です。

加えて、2025年11月からは、突発的な人員不足や繁忙期に人員が必要な所属に対して、職員が手上げにより業務を支援する「おたがいさま応援制度」を試行実施するなど、柔軟な職員配置も行っています。
総人件費の抑制にも留意しながら、今後も引き続き、職員の適正配置に取り組むことで、持続可能な行政運営を実現していきます。

ところでということですけれども、議会に、鉛筆と消しゴムが、毎回、用意されていましたがやめました。一回も使ったことがなく、他の職員も使ったことがないはずです。それを、ずっと、何十年も恐らく続けてきたのではないかと思います。
先ほど、隣の部屋で傍聴する職員に、傍聴するのをやめるよう言いました。これは議会軽視ではありません。そこで、ずっと傍聴をしているのではなく、執務室で傍聴すれば他の仕事ができる訳です。
ここでずっと聞いているということは、担当局長が答弁するときに、何か支援をするからそこにいるんだと思いますけれども、他の局長のは関係ないわけです。それなのに、そこにずっと座っているということ自身が実に時間の無駄だと私は思っています。だから、やめるように言いました。

そうやって、細かいことですけれども、今まで当然だと思っていた仕事をやめていかないと、忙しいというのは変わりません。したがって、まず、そういうことが大事だと思っています。

ただし、本当に忙しいところもありますから、一生懸命にやって、しっかりとした組織づくりをし、その適正な仕事のやり方をやっていても忙しいところはありますから、そこについては、しっかりと人員を配置していくということが大事だと思っています。

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